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不機嫌な私を救った2つのことば

不機嫌な妻でした

世の奥さんって、家の中でどんな態度でご主人に接しているんだろう?

返事がそっけない。
真顔すぎる。
声のトーンが怖い。
言葉のチョイスがえげつない。

多分これは2年位前の私。今はこんなにひどくない(と思いたい)けど、昔はこの2行がぴったり当てはまったと思う。

当時の自分に思いを馳せると、ひとえに「もっと大切にされたい」、という思いが強すぎた。主人と子供たちから、「ありがとう」と言われることがほとんどなくて、もう気持ちの限界だったんだろうな。
「私の気持ちわかる?!」という声にならない思いが態度に全面に出ていた。

素敵な出会い

少しずつ変わっていったのは、「自分の人生(幸せ)は、自分で責任をとる」という考え方、「Circle of influence」というコンセプトに出会ってから。
「誰かに大切にされたい、感謝されたい、幸せにしてほしい」、と願う前に、私は自分で何か努力をしているだろうか主人や子供の態度は、私がコントロールできるものなのだろうか
これらの問いのおかげで、我に返り、パートナーとして、母として、少しずついい方向に進めるようになったと思う。


「自分の人生(幸せ)は、自分で責任をとる」


冷たく聞こえるかもしれないけど、救いの言葉だと思う。
自分で責任を取る、というのは、自分で選べる、ということ。人に委ねなくていいということ。
下の引用は、Viktor Franklの言葉。彼は有名なオーストリアの心理学者である前に、ホロコーストを生き抜いた人でもある。

“Everything can be taken from a man but one thing: the last of the human freedoms—to choose one’s attitude in any given set of circumstances, to choose one’s own way.”

Man’s Search For Meaning

ざっくり和訳すると、「人から唯一奪えないものがある。それは人間としての最後の自由―どんな状況においても、自分の態度を決められるということ、自分の生きる道を選べるということだ。」
ホロコーストのような過酷な環境で、酷い扱いを受けながら、絶望的な気分になるのか、それとも誇りをもって日々過ごすのか、自分で選べる、という究極の指摘だ。この方に言われてしまうと、ぐうの音も出ない。私も右に倣えだ。

Circle of influence


世界的に有名なStephen R. Covey著、「7 Habits of Highly Effective People」で紹介されている考え方。 簡単に言うと、自分がコントロールできることだけ考えなさいよ、ということだ。
自分でほぼほぼ変えられないもの・・・他人の考え、時間、など。(どんなものが対象になるかはその人によって変わる。)
自分で変えられるもの・・・これも人によって変わるけど、基本的には自分に決定権があるものに関しては、コントロール可能とみていいと思う。最たるものは自分の行動や思考。

おわりに

この2つの考え方を知ってから、イライラや不安を感じるようなときも、すぐに心を落ち着かせられるようになった。

自分で選べるんだよね。
夫がシンクに溜めた皿を見て、イライラするのか、それともいつも彼がどんなに頑張っているのか、その陰の努力に思いを馳せるのか。
どんな気持ちで結婚したのか。
そしてその自由は素晴らしいよね。自由最高~!

Viktor Franklの境地へ達するのは難しいけど、ちょっといい自分に毎日アップデートしていこう~


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