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売り物はマーケティングか?

こんにちは、Hi_Kickです。
前回に引き続きマーケティング関連のお話。

このコロナもあり、時代の流れもあり、流行っているビジネスについて。
XXTechなるものも増えたし、アプリ関連も次から次へと生まれる。

ふと我に返った時に、「自分が欲しているのは何か?」
アプリなの?デジタルソリューションなの?
本当は「自分が使う物」なのではないか?

そんなところから疑問を書いていこうと思います。

モノ消費からコト消費ビジネスへ?

しばらく前から言われている話。
モノがあふれる時代になって人は体験消費、コト消費にシフトしていると。

たしかに多くの人が海外旅行に行くようになったし、ジムに行く人も周りに増えてきている。(24時間やっている系列のやつはとても多い)

ネット周りをみてもマネーフォワードにはかなり助かっている。動画関連サービスも実際なくてはならないくらいにヘビーユースしている。。

時代の流れとして時間に対する意識が強くなり、限られた時間を有意義にするビジネスが流行ってきていることも正直納得がいくところ。

ではモノ消費ビジネスが衰退してきたのか?

モノに対する消費の仕方が変わっただけであって、依然として重要である事には変わりがない、というのが個人的な考えです。

モノ消費がどのように変わったか?

シンプルに「所有」にこだわらなくなった。ということだと思います。
現代を生きる皆さんには釈迦に説法ですが、、

車もサブリースで借りる世の中になりました。
近所にできた大型低層マンションは全て賃貸でした。(80㎡で40万/月…)
服やブランドバックだって週替わりで借りる人がいる世の中です。

P/Lベースでのアメリカ式経営が浸透してきた今では所有するより借りる方がキャッシュフローとしては良くなる事に起因する部分もあるかと思います。
(私はB/S重視の考え方なので物を選んで所有する事が多いですが、、)

モノ消費は終わりである!
そういう言い方をする人は少し乱暴だなと感じます。

所有しないだけであって、消費することには変わらず、むしろモノがないと成り立たないコト消費も多いのではないかなと考えるからです。

本題:コト消費偏重への警笛

タイトルで書かせていただいた「売り物はマーケティングか?」
意味するところは、モノを無視したコト売り偏重になっていないか。
先ずはモノ/コト消費の在り方を独断偏見で整理したい。

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【モノ消費時代】
モノを所有した状態を想起させるマーケティングを行い、所有を促す。

【コト消費時代】
コトをダイレクトに訴求して、コト消費を介してモノ消費を助長する。
(コト自体がモノ消費のマーケティングになっている)

マネーフォワードを例にとると、
「家計、資産を手間なく一元管理する」コト消費ではあるが、現実としてSaas型のサービス(=モノ)を所有はしないが、消費する。あのアプリケーションが結局のところ便利だからみんなが使う。

ウーバの例を見てもそう、
「出前でカバーできない店でも家で気軽に楽しめる」コト消費であるが、結局のところはいつも行く中華料理屋の麻婆チャーハンが美味いからコロナ禍で繁盛する。

コト売り心血注ぎ、肝心なモノづくりが疎かになったらどうなるか?

実のところ、多くのコト消費は成り立たないのではないかなと思う。
コロナ禍で潰れていく飲食店やアパレル会社、一方で栄えていくネットビジネス。モノづくりに興味がなくなってしまったら、家にいながら頼めるアレコレ全て粗悪品になってしまいます。

生真面目にモノだけ作っていれば良しの時代ではないながらも、隙間を狙ったコトビジネスの起業だけではいつかじり貧だなぁと感じる日々です。

半分愚痴っぽくなりましたが、いつか自分でモノが作れる人になれれば良いなと思うところです。

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