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2020年7月16日木曜日 次ほけかんに行ったら先生に言うこと

予約している心療内科に行きたくない。この間も予約していた日に行けなかった。まだ数回しか行っていないのに、もう2回目だ。

この心療内科はもともと、僕はもともと大学の保健管理センター、通称ほけかんに通っていたんだけれど、大学のほけかんは病院としての立ち位置はグレーらしく、出せない薬があった。だから、5月くらいから紹介状を書いてもらって外部の心療内科に通っている。でも、まだ5回中3回くらいしか行けていない。

心療内科では主治医の先生に対しても何でも話せる感じではなく、先生が必要そうな情報を僕の方で選んで話さなければならない。先生が必要そうでないことを話すと、お大事に、早よ帰れみたいな雰囲気を醸し出してきて(病院も所詮ビジネスなので、僕にはそうとしか思えない時がある)、次のお客さん、患者を呼んで回転率を上げたいんだろうなと勝手に推測する。全くそんなことはないのかもしれないけれど。でもやっぱり、ビジネスとしてやっている以上そのように見てしまうよね。

その点、ほけかんは大学の施設だし、先生も研究と臨床の二つの側面があるから、僕の事例も研究の一助になっていると思うと、何でも話してみようという気になる。一方で、心療内科の方は先生にとって僕が些細なことだと思われるけど、僕にとっては何かの手掛かりになりそうな症状について、話す気が起きない。だから、行くことが面倒になってしまう。

じゃあまた予約していけばいいじゃないという話だが、そんなに簡単な話ではない。その心療内科は受付で予約ができず、必ず電話予約をしなければならない。この電話予約というのが僕にとって最初の鬼門なのだ。

約束を守ることができなかったという後ろめたさ、営利企業である病院に僕が行かなかったことで経済的不利益を生じさせてしまったということに自責の念を感じてしまっているという部分もある。経済的不利益を生じさせてしまったことで、責められやしないかとも思う。要は怒られたくないのだ。特に電話で怒られたくない。

そもそも僕は電話が苦手だ。電話越しだと声色や声のトーンで相手の感情の起伏を読み取らなければならず、相手が何を考えているかがわかりづらい。対面なら、相手の顔を見て判断してその後の対応を考えられる。視覚情報というのは思ったより大事な地位を占めているらしい。

かかってくるのも、自分からかけるのもあまり得意ではない。かかってきたときは急に携帯からけたたましい音が鳴るのにびっくりしてしまうし、その後、第一声でどう話したらいいのかいつも困惑してしまう。かかってくる方は相手に応答を待たれている分、自分が話さなければならないという強制力があるからまだいいが、自分でかけるのはその強制力がないので一向にかけることができない。

だから、電話をなるべくかけずに生活していきたいと考えているし、もし電話をかけるとしても、相手がどう対応してくるかを寝入りに準備して臨まなければならない。

今の僕にはそこまでして、心療内科に行かなければならない理由はない。睡眠薬はほけかんでもらえるものと同じだし、コンサータに関しても今の僕に必要かどうかはよくわからないし、あまり効いているようにも思えない。第一、主治医の先生に話す気が全く起きない。これが最も大きな理由だと思うけど。


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