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コロナ対応を中心とした食料品など…その11(自宅療養向けの初期備蓄品…体調不良時の食事のこと その1)

現在、COVID-19での第5波のピークを迎えて、首都圏、東海地方、関西圏、九州、沖縄など まだまだ全国に猛威を振るっている状態です
そのために、病院もCOVID-19対応をしているために、何らかの体調不良で救急車を要請してもなかなか搬送先が決まらない、搬送していただけない状態になっています。体調を崩して病院を受診しても、外来での処置のみで入院が出来ずに自宅療法になることも多くなってきます

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まだまだ、第5波は続いていますので、少しでもCOVID-19の変異株からの感染を予防する対策をしていくことも大切です

体調不良が悪い中での療養期間を乗り切るためにも自宅で過ごすための事前準備も必要となってきます

コロナに感染すると発熱、咳や痰、下痢、吐き気、味覚障害や嗅覚障害など様々な症状がでてくることがあります。
発熱や咳や痰、下痢、吐き気などは、コロナ感染だけでなく、一般的な風邪や喘息、胃腸炎などでも起こりやすい症状になります

コロナの感染拡大の面から体調不良などの時にも備えて日常備蓄しておく、購入しておくと良いものを、複数の疾患を持ち患者歴が長い私自身の患者としての体験、管理栄養士の視点から考えてみたいと思います

今回は『体調が悪い時』全般の食事のことについてになります


【体調が悪い時の食事について】

・体調不良時用の食料品の備蓄については、基本的には、常温で食べられるもの、電子レンジ加熱できるもの、熱湯を注ぐだけで良いもの、封をあけるだけなど調理作業がないもの、若しくは調理作業が簡便なものがお勧めです


 ・保管場所は、常温帯のもの、要冷蔵のもの、要冷凍のものなど条件は問わずに、適切に保存されていれば問題ないです

・包丁で切る、皮をむく作業などは、発熱など体調不良の時には、特に手元がおぼつかないこと、立ち眩みやふらつきなどの症状が出ることもあるため、それにより手を切るなどの不慮の事故を起こす場合もあり、それらの作業がでる食品はあまりお勧めできません

・もし、包丁などの刃物を使用する場合には、カットして切るだけ、スプーンで掬える程度の断面をつくるだけなど、できるだけ切る作業工程を少なくすることをお勧めします

・また包丁のかわりに、キッチンばさみを使って材料や袋のはしなどを切るようする方がより安全で無難です

 【備蓄食品を選ぶ際のポイント(主に体調不良時をメインに)】

・普段食べている物を少しずつ多めに用意して、食べたらその分を買い足す考え方の「ローリングストックにする」 と選べる食品が増える(賞味期限が1年程度あればよい)日常的に食べるもので自分の好みのものを常備できるようにする

・常に買い置きしてあるものから先に食べるようにすれば、賞味期限切れによる廃棄を減らせる

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・普段使いの冷蔵品や冷凍品などの生鮮食品類もを追加する
それらのものを加えるとより備蓄品でなくても食べる先の食品の選択肢がより広がります

・必要に応じて長期保存タイプの食品も加える
 非常用持ち出しバックなどに入れておき、適宜見直す形にするのがお勧めです。長期保存タイプでもローリングストックの考え方と同じで期限前に少しずつ交換の形にするのがお勧めです

・体調が悪い時や災害時には普段から食べ慣れた食品を食べることでも 安心感を得ることができます

・おきに入りの好きな食べ物などがあれば、入れておくだけでも心の栄養源にもなりますよ

・持病がある方は、主治医と持病の治療のことや体調不良時のことを事前に相談をされ、食事がとれないときの薬の服用のことなど確認しておく。調子が悪いときには病院に電話をして、医師指示をもらってください、そして状況によっては、予備分の薬などもストックを処方してもらっておかれてください

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【常温でそのままでも食べられる食品(体調不良時の食品)】

・体調が悪くなるとなかなか、水分が少ないものなどは食べにくくなります (もちろん、個人差はありますが…)

・常温保存ですぐに食べられるレトルト食品のお粥やパン、パウチゼリーや刃物を使わずに皮を剥かないで食べる果物、常温保存可能なLL牛乳などもおすすめです

・また、ペットボトル入り飲料や蓋付の容器に入っている飲料などだと、倒して中身をこぼすことも少ないかと思います

枕元、手の届く範囲に食糧や飲み物を置くと、体力温存にもなります

多少身体を動けるような状態であれば、お湯や水を加えてもどすインスタント食品、電子レンジで加熱で食べられる食品や冷蔵庫保管のゼリーやヨーグルトなども選択肢として加えられます

パウダータイプの水に溶かして使う飲料なども調整して作成やお湯や水出しタイプの飲料も準備しやすいかと思います

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食品などをストックしておくことは、コロナなどの感染症だけでなく、一般的な台風や地震など自然災害などの際にも必要になってくることになります

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