『吾輩は猫である。魔物ではない!』
吾輩は猫である。
名前もある。
先生と呼ばれている。
冬目という物書きの世話になっている。
大抵のことは理解できる。
だてに先生と呼ばれていない。
しかし、困った……
ここはどこだ?
吾輩は気がついたら、見知らぬ土地にいた。
最後の記憶は確か……
朝の日課である散歩をしていて……
その時に何かが起きたような……
大きな衝撃が……
ダメだ、思い出せぬ。
考えても仕方がない。
まずは、人間を探そう。
そして餌をもらう!
吾輩の可愛さがあれば、餌の1つや2つ簡単なこと。
お⁉
早速いたぞ!
剣 士「なんだこの生物」
武闘家「見たことがないぞ?」
魔術師「まさか新種の魔物では?」
そう警戒するでない。吾輩の愛らしい鳴き声を聞くがよい。
「にゃ~~ん」
武闘家「聞いたことのない鳴き声だ!」
剣 士「やはり、新種の魔物か! 頼めるか? 魔術師!」
魔術師「任せて‼」
魔術師「ファイヤー・ボール‼」
「にゃんだ⁉」
なんだ⁉
不味い……吾輩……死……
【エキストラスキル:創作魔法(クリエイト・マジック)を発動します】
剣 士「魔法? 魔物が魔法を……」
魔術師「まさか上位魔獣なの?」
武闘家「そんなことはどうだっていい! 今は逃げるんだ‼」
今のは何だ? ここがどこかも分からぬし。分からぬことばかり……
しかし、確かなことが1つある
吾輩は猫である。魔物ではない‼
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どうも皆さん、未完(みかん)です。
今回はショートショートを書いてみました。
※ストーリー考えるの楽しい……未完(みかん)。
読んでいただいてありがとうございます。面白い作品を作ってお返ししていきたいと考えています。それまで応援していただけると嬉しいです。