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暗号資産と相性のいい投資戦略はなんだろう

2022年11月10日付けで、本企画で運用を行っていたFTX Japanに関東財務局による行政処分が発出されました。
本企画は中止とさせていただき、11月末を以て記事を全て削除させていただきます。
この度は本企画の読者の皆様、特に本企画を通してFTX Japanに口座開設された方に多大なご迷惑をお掛けすることになり、誠に申し訳ございませんでした。

雑記です。

「暗号資産で資産形成」というと、普通はビットコインやイーサリアムのような主要銘柄を買ってホールドしておくことを考えると思います。

あるいは時価総額の低い「草コイン」を購入して、ワンチャン100倍…みたいなリスクを取るケースもあると思います。

「投資」とは「リターンを得るために資本を投下する」ことなのですが、筆者は投資の対象とは「戦略」であると考えています。

よくインデックスに投資する人を見かけますが、彼らは「世界経済が発展して株価などの指数が伸びるだろう。だから私はそこに乗っかる」という戦略を採用し、そこに資金を投下しているわけです。

仮想通貨でもそれは同様です。
ですが、仮想通貨には既存アセットにはない「激しい値動き」という特性があります。
1年で+500~1000%上昇するようなこともあれば、その後1年で-90%下落するようなこともあります。
それ故「仮想通貨」というアセットに「ホールド」という手法を組み合わせるのは相性が悪い、つまりあまりよくない戦略である、というのが筆者の持論です。

一番よいのは「安いときに買って高くなって下落する前に売る」ということですが、それができれば苦労はしません。

ですが、このような「安くなったときに買って、高くなったときに売る」という、アホみたいに単純な戦略が意外とワークしたりするのが、仮想通貨です。

2021年、筆者はこの単純なルールをもとに、26万ドルの利益を手にしました(ハイレバレッジな運用だったのでそのままオススメはできません)。
そのときの記録がこちらです。

この企画を通じて、「少なくともホールドよりは投資効率がよい」やり方を模索しようと思っています。


Photo by Marco Verch.

・・・

追記(2022年11月9日)

本企画の運用で利用しているFTX Japanの母体であるFTXの経営状況が不透明になっています。
筆者の観測によれば、FTXおよび関連会社のAlameda ResearchがFTTトークン(FTXが発行したトークン)を担保に運用を行っており、リーク記事やBinance CEOによるFTT売却ツイートを発端に資金引き出しの取り付け騒ぎが起こった模様です。

11/9現在、FTXはBinanceによる救済合併に舵を切っています。
FTX Japanは日本国内で登録済みの暗号資産交換事業者ですので、顧客資産は分別管理・保護されています。

本企画自体は続行する予定(場合によってはFTX以外を利用します)ですが、状況に応じて方針を転換する可能性があります。

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