発達障碍児の小学校入学

急な方向転換

 次女の小学校入学について、園から色々と言われてアレがそれでとごたごたしていましたが、「普通級に絶対入れる」から方向転換で「支援級に入れてもいいかな?」ぐらいに変更しました。

 理由はいくつかあるんですが、進級予定の小学校に「情緒級」があるのが一番の決め手でした。
 そもそも支援級についての知識が全くない状態で、園の先生から強めに「さっさと支援級に入れる準備してください、ってか行かないの??」ぐらいのスタンスで告げられたのがとても心に重くのしかかっていました。もうちょっと言い方あったんじゃ?とは今でも思っていますし、先生に対する信頼感はゼロです。
 ただでさえ発達児が苦手とする引っ越しと進級が重なって、更にコロナで普通に登園も出来ない、今までと園のルールも違うことだらけ、そんな状況で一ヶ月ちょっと見ただけで問題児のレッテルを貼られて支援級に絶対に行くべき、と決めつけられたのにかなり傷つきました。担任の先生でもないのにな、と。

 脱線はおいといて、支援級に関する話を実際に子供を通わせている保護者から聞けたのが一番大きかったです。「子共を通わせていて嫌な目にあった事はありません」っていう言葉が頼もしかった部分です。将来についても、勉強がちゃんと出来てテストで点が出せるのなら公立高校への受験も問題はない、とちゃんと教育委員会に確認してあるそうです。それなら他よりちょっと手のかかるうちの子を手厚く見てくれる環境もありがたいな、と思えるようになりました。

支援級について心配だったこと

 私が支援級に対して持ってた不安がいくつかあるので、それも記しておきます。
 先ほど書いた将来の進級については大きな問題はない事を確認できました。後は支援級から普通級への壁がないか、という事です。年齢と共に落ち着いたら普通級に移動することも出来るし、受験に向けて小学校高学年で普通級に移動する子もいるそうです。もちろん子供にとって一番いい環境を選ぶ事が大前提ですが、選択肢が閉ざされていない事に安心しました。

 次に勉強の進度について。知的障害がある子の所属する支援級については、勉強というより自分のお世話をちゃんと出来るように、というのがメインになるそうですが、発達障害などで行動面に不安があるような子が入る情緒級においては、勉強の進み方は普通級と一緒になるそうです。また、体を動かすのが苦手な子が多いので、例えば体育や音楽の楽器など、他の子より時間や手間がかかる部分は丁寧に個別指導してくれるようです。

 後は支援級の子に対する差別です。学校にもよるとは思いますが、うちの子はみんな支援級の子だからどうだって感じはなく、上記した様に実際に通わせてる保護者の方が、嫌な目にあった事がないと言って下さったことでだいぶ安心出来ました。まだ実際の様子を見たことがないのでその部分に不安は残りますが、大丈夫だと思いたいです。

 最後に教師について。これは不安の解消はなされないままでしたが、情報だけ共有しておきます。やはり先生は専門家が配置される訳でもなく、新任で初めてですという方もいらっしゃるようです。発達障害についての勉強も、自分でされる人はちゃんと知識があるが、知識が薄い先生も実際にいるとのこと。後はいい先生にあたったと思っても転勤があってずっといる訳ではない事。この辺はもう運になってしまうようです。

問題の原因

 私が支援級に反対していた理由はだいたい解消された結果、支援級に進むのもいいなと思えるようになったのですが、まずその前に園の先生から突然情報も何もなく「支援級に入れるんだから早く手続きしてよ」という圧力をかけられたことによる反発が大きかったと思います。なんの情報もない状態で選択肢をせばめられる事はすごいストレスでした。信頼関係のある人から言われたら別だったかと思いますが、別の問題で相手に対して不信感がある状態からの話だったので余計こじれた気がします。自ら動いて情報を手に入れていかなければこの結論にはならなかったと思います。
 余談ですが、色々とお話を聞かせてくれた相談先について園の先生から「そんなところで話を聞いたところで何にもならないし無駄」と言い切られた事も付け加えておきます。正直な話、転園まで考えました。

 私にも意固地になってる部分があったなとは思うので、そこは反省しつつ、でも先生への気持ちはこのまま変わる事はないでしょう。

 こちらの文章で同じように悩んでる方の気持ちがが少しでもほぐれればと思います。

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