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今月の1枚 September, 2020〜描いたカタチと叶ったカタチ〜

友人とカメラを持って代官山~渋谷を歩いた時に、私が被写体になり撮ってもらった一枚。

この写真を改めて見て、小中学生の頃、モデルになりたがっていた自分自身のことを思い出した。毎月買っていた雑誌があり、好きなモデルさんがおり、その人みたいになりたいと強く思っていた。そして世間に認められたいと心から願っていた。

何気なくさりげない路地裏にて

今はモデルを本職にしたいとは思わないけど、写真を撮られること自体はとても好きなようで、時間を見つけては被写体モデルをするのが、私のスケジュールの慣例になりつつある。

私に、

似合う服装、似合う髪型、似合う色、似合う表情。

「生きてきた」と言える時間が増えるほど、それらを自分でも認識できるようになった。小中学生のあの頃より、格段に『選ぶ』技術が上がった。たくさん‘’失敗’’という名の’’学び’’を積み上げてきたことで、自分に似合う服装や振る舞いも、身についてきたはずである。

そして、今。

被写体用のインスタアカウントまでも開設した私は、再びモデルへの意欲を掻き立てている。

ファッションモデルになりたいとは、もう考えていないけど。

それでも、私が写真を撮られることが、誰かの何かのプラスになっていたら、とても嬉しい。

こうして「写真を撮られる」「被写体になる」という行為によって、私はある種、小中学生の頃の夢を叶えているのではないだろうか。


そして。
私が人物写真を撮るのが好きなように、同じく人物写真を撮ることが好きな人たちの作品のひとつになれたら、これより嬉しいことはない。

カタチを変えて、夢が叶った。

その喜びを嚙み占めることができた、大切な一枚。

その月のことを振り返ることができる「今月の1枚」企画。

カメラを片手に出かけるの、来月は誰とどこにしようかな。

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