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モノをもたないシンプルな暮らし

いつからだろうか、ミニマリストという言葉が使われるようになってきた。

ミニマリスト:持ち物をできるだけ減らし、必要最小限のものだけで暮らす人のこと。(コトバンク)

片付け、収納、断捨離。これらに共通するのは、スッキリとした空間で暮らしたいという欲求ではないだろうか。

大量生産・大量消費時代の現代、街はモノで溢れ、雑然とし、私たちはモノを買って、消費して、買って、捨てて、を繰り返している。

片付けや収納は、そのモノをどのようにしまうかということに焦点が当てられているが、私は今回、そもそもモノを持たないことについて、論じたいと思う。


モノ。

買ったはいいが、一度も着ていない服、ただそこにある置き物、読まずに積み上げられた本。

果たしてそれは本当に必要なのだろうか。


…私にも心当たりがある。

私は、定期的に家の中のものを見渡し、それは本当に必要かどうかをチェックしては、売る/譲る/捨てる のどれかをしている。その度に、どうして要らないと判断したのかを、きちんと記憶に刻みながら。

そうしていくことで、少しずつ、無駄な買い物はしなくなっていったように思う。

それは、自分に似合うものを見る目が養われたおかげでもあるが、一番大きいのは意識を変えたおかげだと私は考えている。


・欲しいものではなくて、必要なものを買う

・似合うものだけを身につける

・シンプルに生きる

些細なことかもしれないが、大事な意識たち。



クローゼットの中身を増やさないことも大切にしている。

服を1着買うのなら、持っている服から1着手放す。


「服が増えてハンガーが足りなくなったからハンガーを買う」という友人がいたが、それは本末転倒だと私は思う。モノを買って、それを収納するためにさらにモノを買う。これはまさしく大量消費。悪いとは言わないが、部屋がモノで雑然とする一因となっていると私は思う。

暮らしている部屋に合った量を、持つ。

私が意識しているのはこのことだ。そして、丁度いいポイントを見つけると、とても心地がいい。モノがスッキリと収まる。


人が暮らしている限り、そこにものが必要なのは間違いない。しかし、家の中にあるものにはきっと、必要のないもの・使われていないものが含まれている。

それらをなくし、本当に必要なものを、いかに自分の好きなもので構成できるか、それが、今私が見極めようとしていることである。


なんとなく買うことはしたくない。衝動買いもしなくなった。

それが本当に、手に入れてキラキラした気分になれるか、それを身につけた私は輝いているか、きちんと吟味してから買い物をするようになった。


結果、持ち物は減ったけれど、かえって豊かに生きられるようになったと私は思っている。好きなものにだけ囲まれる生活は、心地がいい。


住んでいる部屋は心を映す鏡だとよく言う。私はいつもこの空間を、スッキリとさせていたい。


ちなみにこの辺の収納はとても重宝しています。オススメ。

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