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本屋さんを歩く。

本屋さんが好き

そういう人は多いと思います。
私も好きです。

何かに言葉をつけたいとき、本屋さんを歩く。

品揃えの豊富な広い本屋さんを歩くと
無意識のうちに向かっている分野があって、
無意識のうちに立ち止まる表紙があって。

あ、私いまこういうことを考えているんだ。

って、本から教えてもらう。

何気なく手に取った本から、
自分が求めている出会い、言葉、物語が分かる。
ふと立ち止まるコーナーから、
自分の興味、関心、好きなことが分かる。

自分一人ではできないことでも、
本屋さんの力を借りれば。

心の中でグルグルしている思いが、
少しずつ輪郭を帯びてくるのです。

安心感を得たいとき、本屋さんを歩く。

そして本屋さんは私の安定剤でもある。

この世界に、まだ自分が読んでいない本が
こんなにもあることに、私は救われる。

世界は、自分の視点や思想だけで
動いてるんじゃないんだって。
考えて、それを世の中に発信することで、
世界をよりよくしようと考えている人が、
こんなにもたくさんいるんだって。

それらを実感できるから、
無数の本に囲まれるのは、
本当に落ち着きます。

そして、
次はどのセカイに触れようかな…って考える。

まだまだ世界のこと、知っていいんだよ

そう言われている気がして、
やさしい気持ちになれるのです。

(知らないことがまだまだこんなにあるんだよって突きつけられている気がすることもあるけれど、それも愛のムチだと思うことにしています。)

待ち合わせで、本屋さんを歩く。

憧れている待ち合わせシチュエーション。

有川浩さんの『レインツリーの国』で
伸とひとみが初めて待ち合わせた場所が
とある本屋さんのとある棚の前でした。

どちらかが先に着いても、
時間を持てあますことなく
好きな本に触れていられる。

天才的な待ち合わせスポットだと思いました。

やってみたいな✨


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