次の人に対する配慮の大切さ
どうも ゆうじろうです。
記事題名に悩みすぎました。
さて色んな職業が世の中にはあるので、それぞれ癖というべきの特徴というのがあります。
今日はエンジニアにおけるそんな特徴のお話を使って
仕事をお願いする人の事を考える事の大切さをを何となく訴えたいと思います。
わたしも含めて理系出身が多いエンジニアですが
高校〜大学にかけてたいてい難しい計算とか研究に没頭します。
大学卒業の時に書く論文なんかも、専門用語に加え、グラフ、数式が並ぶ
難解なものになっているのは、今も変わってないと思います。
最近は、インターネットにも様々な論文がアップされているので、
良い世の中になったものだと思ってます。
ただ、専門の分野のものは読めば分かるが、そうでないと全く分からないですね。
当然ですが医学系なんか見ても、こんな病気の治療法の事かな?
ぐらいしか分からない。
これは、別に内容が悪いとか問題では無く、専門の知識も必要であるため当然の話ですよね。
但し、気をつけないといけないのはこれは論文だから成り立っているわけで
知識としてこのぐらいは知っているだろうという前提がある為なりたっているわけです。
だから、これを通常の会社の業務でもやってしまうのは、場合によっては良くないですよね。。。
■難しく書いてしまうのがエンジニアの癖
例えば、設計の仕事には、「設計変更」という業務があります。
製品を作る上で、問題の修正をする為に、
その設計図(モノを作るためのレシピ)を直す
作業の事を「設計変更」と言います。
そしてものづくりの世界では、分業制がとられている為
■レシピを作る人(設計)
→●レシピを担当者に配る人(購買、部品手配)
→▲レシピ通りに作る人(製造、業者)
大まかに書くとだいたいこんな感じなってます。
※これ以外にも沢山ありますが、今回の話に関連するところだけあげてます
その際に、どんな「設計変更」か?という事を説明する必要があります。
あとの人たちに伝える必要があります。
で、ありがちかなーという例を考えてみました
皆さんは、●レシピを担当者に配る人(購買、部品手配)だと思って
以下のパターンAとBを読んでみてください
◼️パターンA
(設計変更内容)
・高強度材にメッキ処理を施していた事による水素脆性が原因で強度が低下し、破損の原因となることが分かり、表面処理をベーキング処理を追加が必要だとわかりました。宜しくお願い致します。
◼️パターンB
(設計変更内容)
・不具合対応の為、表面処理に「ベーキング処理」の追加変更しました。
業者に指示連絡お願い致します。
⇨不具合内容、は資料1参照
⇨変更詳細は図面参照
⇨不具合原因は、資料2参照
さてさて、
なんの話やねん、となりましたかね。
パターンAを一発で理解した人は業界人認定です。
おめでとうございます。
これでもパターンAは分かり易く書いてしまったと思ってますが、
もっと分かりづらいのも見た事ある気がしますが
どうでしょう?
とりあえず「パターンB」ならよくわからない人でも、なんとなく
表面処理に「ベーキング処理」を追加しましたって言っとけばいいな
とわかると思います
(意味は分からなくても。。)
べつにどっちも悪くはないんですよ。正解があるわけでは無いし、
多分どちらでも仕事はまあ問題なく進んでいくでしょう
■間違いなく伝える事は結局伝えた方にも返ってくる
こういった場合はですね
これを受け取った人に何をすればいいんだな?というのが流れでわかるようにしたいんですね。
■全体像を理解 →詳細を確認できる
という流れにした方がよいかなと思ってます。
受け取るのは、
新人かもしれないし、
パートの人かもしれない。
大きな組織になればなるほど誰かわからなくなります。
パターンBだと、知識レベルで資料を見るか見ないかは自分で決めれますからね。
●レシピを担当者に配る人(購買、部品手配)が間違いなく部品手配をしてくれた方が結局、設計者も助かるわけです。
この場合ではないですが、きちんと伝わってなくて(間違って伝わって)
違った部品が入ってくるなんてよくある話です。
■後工程に対する配慮の大切だということ
今回のは、一例ですが、モノづくりの現場では、
専門用語とか、独自用語も混ざってくる為
さらに煩雑です。
それが仕事だから覚えろと言われればそうかもしれませんがね。
エンジニアの仕事は、なぜ?なぜ?という事が仕事なので、
難しい事を調べたり、考えたりするのが比較的好きな変で面白い人達なんですよ。
でも、伝え方は、目的(人)によって考えた方が良いですよ
という話と、そういう人達なので関わる人も多めに見てほしいという話でした
わたしは、自分で言うのもなんですが、
この辺りバランスはいい方だと思っている変人です。
本日も長々とお読みいただきありがとうございました。
では今日も良い一日を!
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