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細胞検査士一次試験対策ノート

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記事一覧

細胞検査士1次試験対策ノート 細胞小器官

リポソーム(遊離型と付着型)

〇ダルマのような大顆粒と小顆粒が重なった構造をしている。

〇RNAとタンパク質の複合体でタンパク質合成場所。RNAからタンパク質へ          の翻訳の場

滑面小胞体

〇リポソームが付着していない小胞体の総称

〇TG、コレステロール、ステロイドホルモンなどの脂質成分の合成やCa2+の貯蔵を行う。

〇肝細胞、骨格筋、心筋、胃底腺壁細胞、精巣上皮の上皮細

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細胞検査士1次試験対策ノート 炎症

炎症の5兆候→発赤、発熱、腫脹、疼痛、機能障害

変質性炎症(実質性炎症)

〇炎症の起点となる組織障害

〇炎症の変性、壊死などの組織損傷が強く、炎症細胞がほとんどない

〇劇症型肝炎、アメーバ赤痢、糸球体腎炎など

滲出性炎症(浸出性炎症、血管性炎症)

〇液性滲出物と炎症細胞の滲出が多くみられる

漿液性炎症

〇液体成分主体の滲出物の炎症

〇急性期炎症初期の炎症性充血を伴う

〇水疱、腔

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細胞検査士1次試験対策ノート 肥大と萎縮

肥大細胞や組織、臓器の大きさが増して容量が増大する事。細胞の数は増加しない

作業肥大  生理的肥大 スポーツ選手の筋肉

      病的肥大  高血圧や弁膜症に伴う心肥大

特発性肥大 原因不明のもの 肥大型特発性心筋症

萎縮萎縮とは細胞や組織の体積が減少すること→機能も低下する。

悪性リンパ腫、結核→栄養障害によって全身的な萎縮

無為萎縮→ギブスをはめられて運動を制限されると筋肉が萎縮

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細胞検査士1次試験対策ノート アポトーシスとネクローシス

退行性変化(変性、壊死、アポトーシス、萎縮)

アポトーシス細胞にアポトーシスのスイッチが入ると、細胞内に存在するカスパーゼというタンパク質分解酵素が活性化され、この活性化されたカスパーゼが細胞の生存に必須な複数のタンパク質を分解することにより、細胞が死に至る

アポトーシスを起こした細胞は、いくつかの小さな断片(アポトーシス小体)に分かれ、クロマチンの凝集等の特徴的な形態を示す。

一方で、細胞

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細胞検査士一次試験対策ノート 概論



G0 細胞が周期から去った、または分裂を止めている休止期

G1 細胞は大きくなる。G1/Sで次のDNA合成への準備ができているか確認  する。

S(合成) この期間にDNAの複製が行われる。

G2 DNA合成から有糸分裂が起こるまでの間、細胞は成長し続ける。     G2/Mチェックポイントで、次のM期(有糸分裂と細胞質分裂)への準備  ができているかが確認される。

M(分裂) 細胞の

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