読書メモ:インターフェースデザインの心理学
会社で、冬休みの宿題として読書感想文があったので読んだ。
結構真面目にメモをしたのでnoteでもご紹介。
読んだ本の紹介
ピックアップしたのは言わずとしれた古典芸能とも言える本。
ていうか今はこんなに価格上がってるんですね、ビビる。
本編の概要
ひとことでいえば「認知心理学のTipsを100個集めて紹介しますよ、参考にしてデザインに勤しんでくださいね」の本
どんな内容かというと、各章の見出しはこんな感じ。各章ごと10個前後にまとまっておりバランスよい。
1章 人はどう見るのか
2章 人はどう読むのか
3章 人はどう記憶するのか
4章 人はどう考えるのか
5章 人はどう注目するのか
6章 人はどうすればヤル気になるのか
7章 人は社会的な動物である
8章 人はどう感じるのか
9章 間違えない人はいない
10章 人はどう決断するのか
気になったところの紹介
全体的に「ふーん」と感じるところが多かったけど、気になるところはドッグイヤーをしてマーキングしていた。
ここではその箇所の内容を紹介する
004:顔認識専門の脳領域がある
紡錘状顔領域という身近な人を遠くからでも大勢の中でも見分ける脳の領域がある
その領域は同時にその人物に関する感情(ポジネガどちらも)も一緒に呼び起こされる
カクテルパーティ効果の視覚Verっぽいと思った。
005: 物はやや上から斜めに見た形で思い浮かべる
コーヒーカップの絵を描いてくださいというとたいてい斜め上からの絵になる
理由として普段見ている「角度」と「視点」が影響している
普段見ている視点と角度が標準になり得る
029:人は30%の時間はぼんやりしている
ある作業を行っているのにいつの間にか作業と関係ないことを考えている状態を「マイルドワンダリング」という
実際、自分もよくあってコレって正常な反応なんだとちょっと安心したw
031:人はシステムを使うときメンタルモデルを作る
人は初めて触れるシステムを過去の経験則から紐付けてメンタルモデルを構築する
繰り返し触ることでメンタルモデルを修正していく
ウワモノだけのデザインだけでなく、こういうメンタルモデルもデザインだよねーと改めて
037:クリエイティブになるための4つの方法
クリエイティブにも4種類あるらしい
自分は自然発生×感情的だと思った(けどそうなのかは不明
あんま基準はよくわからないけどどこにでもマトリクスはるんだな〜って感じた。
045:人は「顕著な手がかり」にしか注目しない
多くの場合顕著な手がかりしか注目しない
だから、さりげないとかは一見わからない
シーンによって手がかりの使い分けが必要だなって。
058:近道は簡単に見つかるときしかしない
ショートカットキーは便利だけど、覚えてるやつしか使わないよねという話
手間はかかるかもしれないけど確実に目的達成できることが大事
自分の思い通りにいかないことを心得るべし
060:習慣は長い時間をかけ徐々に形成される
万年ダイエッターの自分は習慣化に21日かかると思ったけれど平均66日らしい。長くね。
ただ単純/複雑なもので時間の違いがあるらしい
よく言われている小さい成功体験が習慣化の鍵
070:笑いは絆を生む
笑いは社会的コミュニケーションに使われる
相手に笑ってほしければ自分から笑うこと
まさに自分にとって大事にしているものが紹介されていて嬉しかった
072:7つの基本的な感情は万国共通
喜び、悲しみ、軽蔑、恐れ、嫌悪、驚き、怒りの7つが40もの顔面筋で表現される
思ってたよりネガティブなものが多いなて
094:「お金」より「時間」
お金より、時間に訴えかける看板の方がレモネードの売上がいい(安いよ!<ちょっと一息)
親近感が求められているというより、潜在的な体験をつくメッセージがウケるんだと思った
まとめ
11個チェックしていたみたいでそれぞれコメントを書いてみた
今回はコメントを書くだけでその事象に対する読み方の深め方にもなるしこれから活用するのもよいかもしれん。
業務的にはふーーんな内容も多かったので、続編だとまた違った気づきがあるのかな
やっぱり認知心理学と行動経済学はUXデザインをする上で抑えておいたほうがいい事象だなと改めて感じた。
なかなか集中して本を読む機会がないので、読んだらまとめをセットにする習慣をつけたい(ただし習慣化には時間がかかる。。。)
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