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通過儀礼と恋愛を語る資格『イニシエーション・ラブ』💉💔🖤🤎💔💉

昭和歌謡にのせて、テンポ良く進むストーリー。終盤に、突然一瞬、あれ?と思わせてから→ラスト一気に種明かし。
とっても見やすくて、前田の敦ちゃんが劇中で何度も何度も呼ぶ、「たっくん♡」の甘い声が耳に焼き付く、そんな映画。

イニシエーション・ラブとは、
大人になる為の通過儀礼の恋愛、という意味らしく。
ネタバレスレスレで言うと、
騙し騙されていて、結局お互いさまだったね、ってなオチなのだけど。
「通過儀礼?ああ、踏み台って事か。」と、当初そう捉えた私。踏み台と通過儀礼って似てそうで、違うよね。


💔🤎🖤 💔🤎🖤 💔🤎🖤


なんか、なんかね。
私もこんな風な恋愛、20代前半くらいに歳の近い男の子と、してみたかったな。。とほんの少し寂しく思ってしまった。

その年代を過ぎたから、素敵に見えているという事も重々承知してるけど。
こんな風に、軽率軽薄but甘酸っぱく、振り回し振り回されて、裏切り合って、
それなりに傷付いて離れてくって、
20代前半特有感濃くて、なんか…なんかいいな、なんて。

(※これは決して私が愛され体質で、恋愛において嫌な思いなんてしたことありませんわかりません、と言ってるのではなくて。この年齢になって初めて、恋愛含む対人関係におけるドライ&ライトさを学びつつあるからこその、羨ましさ。)

ガチマジ本気・野性本能で生きてきた私には、
恋愛を語る資格などないのかも…とまで、思ってしまったよ。

でも、結局。
通過儀礼だろうとなかろうと、相手は自分の鏡。
最低してたら、相手にも最低されるよ?
ちゃんとせーよ。
って事なのかな?
男と女の恋愛物語というより、若さ故に避けては通れない恋愛におけるシチュエーションと障害からの一般的な結果と皮肉?

私には、近しいようでいてものすごく遠い、
わかりそうでわからない感覚。私が、圧倒的に少数派だからだろうね。

羨ましく思うドライ&ライトさは、
今日からでも応用できるし、下手に羨ましがるのはやめて、工夫してモノにしていきましょ。DIY, my days.


あ、私。そもそも、恋愛を語る資格など、特に欲しくなかったわ。目の前の好きな人のことを語れる資格さえあれば、十分。
この感想を書いたことが、過去の私のちょっとしたモヤモヤを解消する通過儀礼になったのかな。

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