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憧れが現実味を帯びる内覧

焙煎士としてコーヒー豆屋を営む一児の母
おぎのあおいです。
こんにちは。

前回のnoteが初投稿でした。
お読みくださった方、ありがとうございます。
まだの方、なぜ私がnoteを書くに至ったのか、ぜひ読んで知っていただければ。


さて、今回は店舗兼住居候補の物件に内覧へ行った時のお話を少し。

夫がここ2年ほど、新居を探しており、その中でここなら店舗も一緒に開けるんじゃないか?とすすめてくれた物件。

夫の仕事上、京都市内という縛りがあり、予算を考えると田舎を希望。
私自身、子供が小学校に通いやすい所というの条件に挙げたぐらいで、他に希望は特に伝えていませんでした。

それに、"店舗を持つ"というのも憧れの範囲を超えるものではありませんでした。
20代前半で夫婦でレストランをオープンした友人や、間借りでコーヒースタンドをスタートさせた焙煎仲間。
他にもSNSを見れば世の中にはセンスがよくておしゃれで行って見たいと思う素敵なお店がたくさん。
いいなぁ、なんてまた独り言でよく呟いていました。

コーヒー屋として店舗を持ちたい!という気持ちはありましたし、実際に口にも出していましたが、店舗物件を探しに不動産屋に行ったこともなく、憧れの範疇から出ることはありませんでした。

なので、夫からこんな物件があるから内覧行ってみる?と聞かれ、行くだけ行ってみるかーと返事をした時には、散歩ついでぐらいにしか思っていませんでした。

当日、雨が降る中内覧へ。
大通りから細道を少し進むと、角地に建った築50年以上の年季の入った平屋。
広い!と聞いていたのですが、言葉通り広い!

夫がここなら店舗を持てるよ、と言ってくれた理由は、〈蔵〉。
古びた外観ですが、流石に造りはしっかりしているし、整えてやればかなり雰囲気が出そう。

蔵を見た時、一気に憧れが現実味を帯びました。

ここに焙煎機置いて、ここにオーブン置いて。
あそこをアンティークの家具でカウンター代わりにしてみたら、お客さんと喋りながらコーヒー淹れたりできるなぁ。

こんな妄想が矢継ぎ早に膨らみました。

ですが、やはりここはかなりのお金が動くお買い物。「買います!ここにします!」なんて安易に口になんて出そうものなら、これからの我が家の未来が真っ暗どころの話じゃなくなります。

憧れは現実味を帯びた先の超現実的なお金の問題に。こればっかりは願えば降ってくるわけでも落ちて拾えるわけでもないので、冷静に。

ただ、やはり住居と店舗が隣接しているメリットも踏まえて考えると捨てがたい。なかなか難しい。

何かをやろうとする時、躊躇なく踏み出せますか?

私は石橋を叩き過ぎて叩き割って渡れなくなることも多々あるぐらいの臆病者です。
ですが、実店舗への道はまだはっきり見えてこずとも、ただの憧れのではなくなりました。少し現実的に動いていこうと心が動いた1日。

まだ2024年明けたばかり。今年をどう生きて過ごしていくのか。
本当に自分の心次第ですね。

次回は焙煎士を仕事に選んだ理由について書ければと思います。

ここまでお読みくださってありがとうございました。

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