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自分の人生をコントロールする


環境をコントロールする派か我慢する派か?

車に乗せてもらった時に車内が寒いとします。

その時にあなたならどうしますか?

私の場合は運転者との関係性にもよるのですが、しばらく黙ったまま「寒いな・・」と思います。そして我慢できなくなって状況を見たうえで「ちょっと車内の温度上げてもらって良い?」と言うかなと思います。

しかし、中にはすぐに「寒い!」と言ってパチパチとエアコンを隣で操作する人もいると思います。

こういう人を見ると、すごいな・・と毎回私は思うわけです。

「環境を自分でコントロールする人」・・・私はそう思っています。

こういうスタンスって仕事の場面でも出てくると思うのです。

自分の都合の悪いことを避けるためにきっちりと自己主張ができる人。一方で他人の不利益→不機嫌に敏感で空気が悪くなるぐらいなら私が我慢するという発想の人。これって理解できない人には全く理解できない発想だと思います。

私は他人との交渉ごとが厄介になって我慢を選んでしまうタイプの人間です。

次に環境をコントロールするを大きく考えて、人生をコントロールできるかできないかを考えてみたいと思います。

スペイン巡礼で感じたこと

昔、スペインに巡礼に行ったときの話。

行きと帰りの航空券を用意していたので、滞在期間は決まっているわけです。

初の海外で私はきっちりと巡礼の序盤でホームシックにかかってしまいました。工程は無理のないスケジュールだったのですが、その時のメンタルなどが大きく影響したり、お腹を下したりで歩けなくなる日がありました。

また日本から一緒に同行していた男性もいたのですが、彼とは旅の序盤で離れ離れになってしまい、連絡が取れたと思いきや待ち合わせて落ち合おうと提案されて足止めを喰らうことありました。そして落ち合ったと思いきや歩くスピードが合わずに結局、離れ離れになって自分のペースで歩くことになったのです。

歩けない日や足止めを食らったときは順調に工程が消化できていないわけですから苛立ちや焦りを感じるわけです。しかし遅れることで、助けてくれる外国人の巡礼者が出てきたりなどの出会いがあるわけです。

歩いているとスペインのこの巡礼自体が人生を現わしているようだと感じました。

巡礼中のトラブルは人生でおこる不幸を現しているようです。しかしその時は不幸に思えるようなことが結果的に幸運につながっているわけです。そうなると、あの時に遅れてよかったなと後々思えるわけです。

結論としては、とにかくトラブルがあっても前に進むことが重要だと学びました。前に進みさえすれば人生は良いように流れていくと思ったものです。

コントロールできると思えていない。

私には長年睡眠時間が守れないという課題がありました。

ありました・・って書くと解決したことのように見えますが、これは今でも私の中の課題であり、この面でのコントロールができていません。

人生を思うままにしていきたいという思いがあります。しかし睡眠時間も守れない。仕事はあるけど、この仕事が退屈で毎日8時間の労働時間がもったいないと内心で思っている。そして恋人との関係もうまくいかずこの年になって家庭を持つこともできなかった。これらの経験から私は自分には人生をコントロールする力が無いと思っていました。

しかし、本当にそうなのでしょか?

「ひきこもり生活」から就職することができ、今の職場に10年間勤めています。結婚には至りませんでしたが恋人もいました。また一人暮らしも行っているので自立もできています。細かいことを言えば筋トレや瞑想の習慣も続いているし、結構日常生活を思うままにコントロールできている場面もあるのです。

要するに、どこに意識を向けているかという問題なのです。私はうまくいっていない点に着目しがちなだけだったのです。

ひきこもり時代

最後に「ひきこもり時代」のお話です。

「社会的ひきこもり」の人たちが集う、フリースペースに23歳の時に通い始めたのですが、そのときの私の頭の中は社会に出るの一択でした。

しかしフリースペースの他のメンバーと過ごすことによって、私のスタンスは間違っているのでは無いかという迷いが生まれたり、現状を変えるきっかけが見つからないなど、なかなか進展しませんでした。

しかし、どういったわけか一気に物事が進展する時がきたのです。

その時に車の免許を取得し、ヘルパーの講習を受けに行き、そのタイミングで彼女ができて、ボランティアも初めて半年後ぐらいにパートの仕事に就くこともできました。フリースペースに通い始めてから3年の月日がかかりました。

社会に出たいと思いながらも実は社会に出ることが怖かったのです。このタイミングでなぜか意欲が高まり行動にうつすことができました。

私はこの時に物事を無理やりコントロールする必要はなくて、流れに身を任せても良いのではないかと思ったのです。

だから焦る人を見ると、無理にやりたいと思っていないことをする必要はないし、とにかく人生を楽しもうと声をかけるようになりました(悪の道に誘うとも言う・・)。

結局人生において、意図的に物事をコントロールするか、流れに身を任せるかどっちのスタンスが正しいかはわかりません。

自己啓発系の本を読むと流れに身を任せた方が想像を超える出来事が起きやすくなるとも言いますが・・。

現在の私の結論

これらの経験を合わせてみて、私が感じたことはまず最終的な目標を設定する必要性はあるかな〜と思ったことです。

目標を設定していないと進む方向がわからないままになってしまうからです。

そして前に進んでいくということです。

前に進んでいくためには思い付いたことは実践していく。そして諦めずに継続する(細々でも良いと思う)ということです。

もし、うまくいかない時期が続いたとしても、その時の停滞期の経験が後に好転するのではないかと思うのです。

ということで結論としては、薄っらとながらも人生をコントロールした方が良いということです。





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