超短編小説「高田の場合4」
・高田は若くてかわいい女性が 酒飲んだりズボラな生活を露呈して自虐ネタみたくしてる動画を見て かわいいからチヤホヤされてるだけやんと毒づいていたがそれをわかった上で投稿してるであろう女性の計算高さにもっとイラっとしていた
・高田はカップラーメンの3分を待てずに大体麺が柔らかくなったら食べるようにしていた
・高田は電子レンジも大体の時間でチンしていて食べると冷たいことがたびたびあった
・高田は若い女性アスリートを技の凄さよりエロい目で見てしまって選手に申し訳ない気持ちになっていた
・高田はいつもコピーするとき裏表どっちかわからなくなっていた
・高田は深夜に友達とカラオケに行くときいつまで俺はこんな遊びをしてるんだろうと情けない気持ちになっていた
・高田は大人になってもメロンクリームソーダが好きだった
・高田はコンビニで働いてる外人を見るとこの人も自分の国を離れて出稼ぎにきてるわけだからわりと優秀なんだろうなと思っていた
・高田はスーパー銭湯の露天風呂に浸かりながらずっとTVを見てどかない連中が嫌いだった
・高田は色んなエロ動画を見てるのに街中で1度も女優に出会わないのはなぜなんだろうと不思議に思っていた
・高田は巨乳好きであったが 巨乳の女性は胸を見られてるのが分かると言っていたので街中ですれ違う時 全く興味のないふりをしていた
・高田はペイペイで支払う時 スキャンじゃなくてバーコード読み取りのレジでうまく読み取れない時 焦ってあわあわしていた
・高田はストローで飲み物を飲むときストローの先を時々噛んでしまい他の人に見られるのが恥ずかしくて隠すようにしていた。
・高田は中学の時リコーダーの先も噛んでいたので噛み跡が沢山ついてしまい見られるのが恥ずかしくて隠していた
・高田はお笑いライブを見に行って出てきた芸人にいじられたり話しかけられるのが嫌で不愛想な顔をしていた
・高田は動物園に行くと 自分が動物を見ていると動物が寄ってきて珍しいポーズをしてくれたり何かハプニング的なことが起きたりするんじゃないかと思っていた
・高田はコーヒーや牛乳飲んだ奴の口臭を嗅ぐのが大嫌いだったので自分がそういう類のものを飲んだ時は必ずガムを食べていた
・高田は飲食店の床に自分の荷物を置きたくないので荷物入れのカゴがある店が好きだった
・高田は学生時代不良だったりいじめっ子だった奴が結婚して良い父親を気取ってる連中が嫌いで自分が父親になったらそういう風に過去を無しにする親にだけはなりたくないなと思っていた。
・高田は小学生の時、授業参観の時だけ定規で黒板に線を引いてる担任の教師に対して「この偽善者が」と思っていた
・高田は いま後悔してる今日は10年前の未来なんだよみたいなしょうもないことを言う奴が嫌いだった
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