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超短編小説「高田の場合8」

・高田は朝4時ごろ目が覚めてしまい寝れないときTVをつけたらやってる通販番組で、旬を過ぎた熟年芸能人がオーバーリアクションをしながら商品のPRをしているのを見て、みんな頑張って生きてるんだなとしみじみ思い
自分も頑張らなきゃなと少し勇気づけられていた

・高田は1人だと静かなのに大人数になるとやたら騒ぐ連中が嫌いだった

・高田は遊園地にある、ぬいぐるみの巨大な乗り物を見るといつも乗りたいとうずうずしていた

・高田はドン・キホーテの店内アナウンスで流行のギャグを織り交ぜながら宣伝してるのを聞いてさぶいなと思っていた

・高田は居酒屋でお通しがまずい店は、はずれの確率が高いと思っていた

・高田は不倫したことない奴が不倫に対して批判してるのは食べたことないのにまずいと言ってるみたいで違和感があった

・高田はお腹空いてる時 めちゃくちゃ食べれる気がしているがいざ食べ始めるといつもよりちょっと多めに食べたらもう満足していた

・高田はパチンコ打つ時最大音量にして打ってる奴がうるさくて嫌いだった

・高田はパチンコを打つ奴で隣が当たりを引くと席を立つ奴は多分勝てないだろうと思っていた

・高田はツイッターでフォロワー増やしたいために勝手にフォローしてこっちがフォローしないの分かったら勝手に外す奴が嫌いだった

・高田は犯罪者が再犯するニュースのコメント欄に「こういう奴は一生刑務所に入れて出さないようにしろ」みたいなことを書く奴が嫌いだった

・高田はウエットティッシュを発明した人をマジで凄いなと思い感謝していた

・高田は子供の頃 夏休みのラジオ体操を毎日参加している奴を凄いなと思っていた

・高田はウンコをしたあと肛門の拭きが甘いと少し経つと肛門がかゆくなっていた

・高田は飲食店でお茶のおかわりを店員に頼むのがどうも苦手だった

・高田は自販機にコーンポタージュかおしるこか甘酒があるといまだに少し飲みたくなっていた

・高田は「生きる意味ってなに?」とかしょうもないこと問いただしてる暇人が嫌いだった

・高田はいい大人なのに本屋で立ち読みだけ長時間して平気な人間にはなりたくないと思っていた

・高田は満員電車で近くにいたおっさんの耳毛が凄かったのを見てから自分の耳毛の処理をこまめにしていた



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