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甘いものとストレス

こんにちは。

今回はストレスと甘いものの関係について書いていきたいなと思います。

スマホやパソコンを見すぎて体調が優れない、コロナの影響で思い切り遊べない、上司が怖い、家で引きこもりがち、残業がきつい、などなど、現代はいろいろな形のストレスがあります。


そういった、ストレス過多な生活は「メンタルヘルス」に多くの問題をもたらしていて新たな生活習慣病とも言われています。


そしてそのストレスを解消するために甘いものが止まらなくなり、体型にも悩むという二次災害が起こっている方が多くいると思います。

よく、ストレスがたまると甘いものが止まらないと言いますがそれは体の仕組みからいって起きうることであります。

なので、ストレスによって食べてしまう自分を責めてしまう必要は全くありません。

 

その食べてしまう仕組みを理解した上で、じゃあどのようにして甘いもの食べ過ぎを回避していくのか、という答えを導き出せば少しでも日常生活に活かせると思われます。


ストレスで甘いものを食べてしまう仕組み



ストレスのコントロールは脳みそに依存しています。



脳がストレスを感じ取ることによって交感神経が優位になり、いわゆる緊張状態に体が切り替わります。



その時に、脳は副腎へコルチゾールというストレスコントロールのホルモンを分泌させるよう指示を出します。



コルチゾールが分泌されると肝臓に蓄えられていたグリコーゲン(糖)が放出されていきます。


コルチゾールによって肝臓からグリコーゲンが放出されると、肝臓の中のグリコーゲンの残量は少なくなります。


残量が少なくなると脳みそは何を考えるのか。

新たにグリコーゲンを補充したいと考えますね。


グリコーゲンは糖なのでここで甘いもの欲「糖質欲求」が生まれます。


これがいわゆるストレスによる甘いもの食べたいという反応の仕組みといえるでしょう。


ストレスといっても悪いストレスもあれば運動などのストレスもあります。

運動によってもコルチゾールは分泌されて、肝臓に蓄えられているグリコーゲンを放出するのですが、運動の場合だと体を動かしているため放出されたグリコーゲンは筋肉で消費してくれます。


一方で、最初に述べたような悪いストレスで分泌されたコルチゾールによって放出されたグリコーゲンはどうでしょうか。


運動をしていないので放出されたグリコーゲンは行き場を失うため脂肪細胞に溜め込まれてしまいます。


ここまでで、悪いストレスによって出てしまったコルチゾールと運動によって出たコルチゾールではその後の体に対する反応に大きな違いがあることがわかるかと思います。


そして、甘いものを止めるために重要となってくるのは「甘いものをやめろ」ではなくて「ストレスのコントロール」です。


甘いものを食べているタイミングを振り返ってみて、その前に何か自分にとって嫌なストレスがないか確認してみて、もし心当たりがあればそれらを避けていくといった行動が必要となってくるかもしれません。



なぜならそれを取り除かないといくら自分で我慢しようとしても適切な食品選択ができない精神状態になっている可能性があるためです。



根性でなんとかしようとするという気持ちも大切かもしれませんが、適切な対処によって問題解決していくほうがより心身の負担が少なく、効率的であると考えています。



今回は以上となります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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