ドン・ペリニヨンゆかりの地Hautvillers

画像1 今回紹介するのはドン・ペリニヨンの眠る町Hautvillers。写真は町の入り口。彼は実は修道士で、Hautvillersにある修道院Abbye Saint-Pierre d'Hautvillersにてシャンパンの製法を見いだしたといいます。彼は蜜蝋によって瓶を密閉する方法を考案しましたが、蝋に含まれる糖分が分解されて圧力が上昇し、瓶が破裂する現象を偶然発見し、発泡性のワイン、シャンパンの開発に至ったといいます。
画像2 この町はランスとエペルネーの間にあります。エペルネーはモエ・テ・シャンドンの本社のほか、シャンパン製造所がずらっと並ぶシャンパン通りがあることで有名。今回はエペルネーにアパルトホテルを借りて、日中周辺を探索するという感じでした。意外にも日本人旅行客が多いんです。シャンパンバーでの飲み比べも安価でおすすめです。
画像3 あいにくの曇り空でしたが、暑さが和らぎ感謝。町の中心部に向かって丘を登っていきます。
画像4 薔薇の花。背景に味のある木扉。
画像5 Enseigneという看板。かんな削りをしています。木材加工職人(ébéniste)がいたのでしょうか。
画像6 ドン・ペリニヨンのお墓がある修道院。中での撮影はしませんでしたが、荘厳な装飾に囲まれていました。
画像7 うーん、入り口がかわいい。かわいい入り口シリーズ↓
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画像10 イングランドとグレートブリテンの国旗。この地にも戦火が及んだのでしょうか。
画像11 町を出て少し登ったところに展望台が。素晴らしい見晴らしで、一面葡萄畑です。
画像12 なだらかな丘陵地に整然とならぶ葡萄の木。果てまで見渡せると、日本との違いに気づかされます。フランスの空は広い。
画像13 ちょっとしたシャンパンの説明もあります。三種類の葡萄品種(pinot blanc chardonnay, pinot noir, pinot meunier)が主に使われるとのこと。また第一次世界大戦後、害虫によって壊滅的な被害を被ったのち、アメリカ産の苗を植えていまの景観が生まれたと書いてあります。妻の両親にきいたところ、この時期はアメリカ産の苗が地域住民の生活を救ったそうです。またこのときから、害虫(Phylloxéra)被害を事前に察知するため、葡萄畑の横に薔薇を植えるようになったそうです。

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