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「ハッタリの流儀」要約

本書の結論

「無謀だと思われるような挑戦(ハッタリをかます)をして、ストーリーを売るべきである」


なぜハッタリをかますべきなのか?

これからは、ハッタリをかますことが、ただのキレイゴトではなく、合理的になる時代が来る。

どういうことかというと、

☞無謀な挑戦やハッタリをかますこと自体がビジネスとして成り立つようになっているということである。


なぜビジネスにつながるのか

モノや情報で溢れている時代においては、「ストーリー」こそ重視されるようになる。

☞なぜなら、どの商品やサービスも、今や安くて質の高いものが当たり前のように提供されるようになったからである。

だからこそ、そういった部分では差別化するのが難しくなっているのである。

例えば、昔は、高いお金をかけて本を買うことによって、ようやく得ることができていた希少な情報も、今ではネットなどで無料で手に入れることができる。

そういった時代の中で、消費者にとっては、商品やモノがどれも同じような価値になりやすいという。

☞だからこそ、安さでもクオリティーでもなく、消費者が求めるようになったのは、その商品や人が持っている「ストーリー」なのである。


ストーリーとは?

・どういう経緯で開発されたのか?

・これからどういう存在になっていきたいのか?

・どんなストーリーを持った人が情報を発信しているのか?

こういった「背景」や「熱い思い」などを発信していくこと。

☞もはや、その人や商品が持っている独自のストーリーでしか差別化できなくなっているのである。


ストーリーを生み出すために必要なこととは?

それこそが、ハッタリをかますこと。

「今はこれくらいの実績や立場だけど、これからどんどん成長して~のようになってみせる」

「~を実現する」

☞こういった「無謀な挑戦」や「ハッタリをかますこと」こそ、人にあたかも漫画を見ている時のような少年心や好奇心を呼び覚まし、「この人を応援したい」と自発的に思わせる効果的な手段である。

そして、応援したいと思う「商品」「人」には、ヒト、モノ、カネがどんどん集まるようになる。


ビジネスにハッタリをかました西野

●日本でトップレベルのオンラインサロン(約2万人の会員)

☞西野は「ディズニーに勝つ」など、無謀だと思われるような発言を積極的に発信することによって、ノウハウや情報だけではなく、ストーリー自体をコンテンツとして売ることに成功した。

また、美術館を創設するために3億円の負債を抱えるという、一見、ピンチだと思わせるような状況を意識的に演出することにも長けている。

☞こうすることによって、ファンが西野のストーリーを応援し、それを追いかけるための目的や理由を継続的に作りだしているのである。


情報だけではなくストーリーも提供すること

もはや、ノウハウや情報だけを提供するだけでは、必要としていた情報さえ手に入れれば、そのオンラインサロンに入会している意味がなくなってしまう。

☞しかし、誰もが応援したくなるようなストーリーをコンテンツとして発信していれば、ファンや読者がそのサロンの会員になることの、もう一つのメリットや必要性を与えることができるのである。


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