「0秒思考」まとめ
●本書の結論
「一瞬で深くまで思考する力は、ノートを使ったトレーニングを行うことで培うことができる」
●ノートを使ったトレーニングの説明
・どんなトレーニングなのか?
ノートの1ページ分を使って、1分という制限時間の中で、一つのテーマに関するアイデアを、できるかぎり書き出すという作業を1日10回繰り返す。
・手順
1. 考えるべきテーマを複数決めておく
例)「会議の効率よく行うためにはどうしたらよいか」
「作業中のミスを減らすためには、どうすればよいか」
「日本の経済が発展するためには、どんな政策が必要か」など。
2. ページの上部にテーマを書き、その下部に箇条書き用の「・」をいくつか書いておく。
3. 1分間で、そのテーマに関するアイデアを1つの項目に20~30文字程度で、どんどん書き出していく。
起承転結や文体は気にせず、思いつくままに文字にすることがポイント。
4. これを1日10回行う。(約15分程度)
●トレーニングのメリット
1. 脳内の情報を整理することができる
長い時間考えたからといって、質の高いアイデアが生まれるとは限らない。
頭の中のぼやっとしている考えや発想を素早くメモに書き出すことによって、客観的に自分が何を考えていたのかを把握することができる。
2. 心をコントロールすることができる
人間は何か悩みがあったりすると、つい頭の中で何度も繰り返し考えてしまう傾向がある。
それだと自分の考えが整理されない上に、正確な判断が行えなくなるので、一回紙に書き出して、客観的に自分の感情を把握することが重要。
外にアウトプットすることで、自分の頭の中で考えているだけでは、得られない客観的な視点を持つことができる。
3. コミュニケーションが円滑に取れるようになる
このトレーニングを繰り返すことで、脳内にある考えやイメージをスピーディーに言語化する力がつくので、コミュニケーションにおいても円滑な意思伝達が可能になり、仕事における生産性も上がる。
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