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VCT2022note #9 VALORANT 2022 Champions Tour STAGE1 終了『日本一はZETA DIVISION』Mastersへ

2月15日にスタートした2022 VALORANT Champions Tour JAPAN。

今年のVALORANT競技シーンを占う戦い。

勝ったのは『ZETA DIVISION

ZETA DIVISIONがCrazy Raccoonとの伝統の一戦を制して今年最初の世界大会、Mastersへの出場権を手にしました。

VALORANTがリリースして2年。早くも伝統の一戦と呼ばれるようになったこのカード。

しかし、今大会、両チームは3度激突し、全て勝ったZETADIVISION。

2022 VALORANT Champions Tour JAPAN STAGE1は1強。

日本代表は無敗の王者ZETADIVISIONに決定しました。

【2022 VCT JAPAN Playoffs】

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4日間の激闘を制したのはZETA DIVISION。Playoffsを振り返っていきます。

●期待の新チーム NORTHEPTION

Playoffsで大きな波乱はなかったですが、強いて言えばFAVgamingが大事なPlayoffsでNORTHEPTIONと3度目の戦いを制してBEST4に入ったことでしょうか。

WEEK1のOPEN QUALIFIER、予選から始まり、Playoffsでも激突した両チーム。NORTHEPTIONはWEEK1でFAVgamingを叩き、MainEventでは王者となったZETADIVISION相手に1MAPを取るという好試合を魅せてくれました。

優勝したZETA DIVISION、そして準優勝のCrazy Raccoon、それぞれに昨年所属していた、元NORTHEPTIONのメンバーが多く所属していることからも、今年はノーマークと言っても良い状態。

今回の活躍で新たなNORTHEPTIONとしてしっかり印象付けた前半戦の活躍でした。インタビューでもありましたが、まだまだコミュニケーション面での連携に改善の余地もあるとのとでSTAGE2に期待したいチームの1つです。

●世界大会経験者有する REJECT FAVgaming

今年のVCT開幕前、注目チームの一つがREJECT。

チームのエースだったDep選手をZETA DIVISIONへ移ったものの、そのZETA DIVISIONからReita選手TakeJ選手、昨年世界相手に1勝をもぎ取ったCrazy Raccoonから、MEDUSA選手、ストリーマーとして活動していたZepher選手が選手として加入。

一体誰がデュエリスト前線を張る攻撃的なキャラクターを使うのかというくらい、パワフルなチームでZETADIVISION、Crazy Raccoonを倒すのはREJECTではないかと言われるほどに。

PlayoffsでのCrazy Raccoon戦では1Map取るものの、ここで敗退。個々の能力は高いだけに今後のチーム力アップに期待したいチームです。

そして、FAVgaming。WEEK1のOPEN QUALIFIERでの敗北から尻上がりに調子を上げて、ベスト4まで上がってきました。Fisker選手のオペレータースナイパーは大会ハイライトの一つになってもおかしくない強さでした。

●IGZISTの安定感と存在感

大会通じて安定感そして、一番VALORANTを見ている(観戦している)なと思わせてくれるチームがIGZIST。

キャスターや、元プロ選手の解説でもIGZISTの評価は高かった。今回見ていて一番VALORANTを教えてくれたチーム。

Crazy Raccoonのneth選手は大会後の配信でLOWERのFINALでもっとバチバチにやりたかったとコメントしていました。

個人的にはSTAGE1の各チームのパワーバランスを計る上でもIGZISTは基準になったチームでした。

STAGE2でもこのチームを中心に見ていくとVALORANTを学べるし、各チームの出来も図れるのではないかと思います。

印象に残ったチ―ムの一つです。

●Crazy RaccoonとZETA DIVISION

昨年のライバル関係から、今年も注目された2チーム。今大会も3度ぶつかり、ZETADIVISIONの3勝。

1回目の戦い。Crazy Raccoonピックマップ、アイスボックスで完璧な戦いで勝利したZETADIVISION。

Crazy Raccoonは結局1度も勝てないまま、STAGE1を終えました。

この試合が始まるまではやはり今年のVCTJAPANもこの2強が中心になっていくんだと誰もが思ったはず。

Crazy RaccoonはLOWERFINALでIGZISTを完璧に倒し、この日絶好調で誕生日のMunchkin選手を先頭に第1MapのBINDを勢いそのままに取るかと思われました。

むしろ、ここをCRは取りたかった。

しかし、攻守が変わって9-3からZETADIVISIONにひっくり返されてしまい落とすことに。Crazy RaccoonはIGZIST戦の勢いそのままにBINDを取ることが勝つための絶対条件だったのではと感じます。

そして、両チームの決定的な差。

エースの役割。この日絶好調だったCRのMunchkin選手。一方注目されるZETADIVISIONのデュエリストと言えば、Dep選手。

この両者にかかる負担の差が見ている視聴者も感じ取れたのではないでしょうか。

もちろん、CRにはMeiy選手、ぽぽがち選手といった充分前で戦える選手たちがいます。ロール的に前に行くキャラクターでがないですが、スキルを駆使した立ち回りやとんでもないAIMを見せてくれる選手たちです。

チームメンバー全員そうです。

これはZETAも共通して言えることですが、誰が活躍してもサプライズはありません。

しかし、昨日のCRはMunchkin選手の調子が良すぎるが故に彼の役割が大きすぎました。(実況解説も言ってましたが)

※ZETAのLaz選手は試合後の配信でMunchkin選手のメンタルに驚いていました。(日本一を決める試合であの動き。わかっててももらってしまうと。)

ZETAは一日前のTENNN選手の好調ぶりが目立ちましたが、Deps選手、SugarZ3ro選手とLaz選手そしてcrow選手とそれぞれに均等に役割を果たしている印象を受けました。

それは全選手が高いレベルで戦えるからですが、それでいうならCRも同じです。

ここにチームとしての差があったのではないかと感じました。

試合後のインタビューでSugarZ3ro選手がオフィスで一緒に戦える強みは何ですかという質問に対して

「単純に仲が良くなる」

お互いが信頼できる環境だと仰っていました。

チームとしての連携力、コミュニケーション力、それを100%生かす環境。

XQQコーチも新チームになって、お互いを知ることに重点を置いたと仰っていたので、どのチームも強いし、レベルが上がっている中で、ZETAが優勝したのはここに理由があるのではないでしょうか。

そして、crow選手のチームの課題は練習量でカバーしたという言葉も印象的でした。

優勝インタビュー動画はこちら

そりゃ強いですよね。

混戦もあると予想された2022年VALORANT日本シーンはZETA DIVISIONの1強と言ってもいい。STAGE2は"打倒ZETA DIVISION"のストーリーになる。そんなSTAGE1の結果だったのではないでしょうか。

Crazy Raccoonがその筆頭であることは変わりないと思います。楽しみです。

【そして世界へ Masters】

マスターズSTAGE14・10

そして舞台はアイスランド、レイキャビク。

4月10日…もうすぐそこです。

各地域の代表も決まってきており、早速ティア分けをされているTwitterも見かけました。

ZETAがというより日本がまだまだ実績のないというのはありますが、良い意味で驚かせてほしいですね。

思い返せば、昨年の2021 VALORANT Champions Tourのラストチャンスを辞退し、色々な意見があがっていましたが、

「世界で戦えるチーム」

をつくるために。どこよりも早く動いて準備してきたということです。本当に負けられない戦いだったんでしょう。

世界で戦う準備をしてきたZETA DIVISION。

楽しみで仕方ありません。応援しましょう。

【さいごに】

初めてVALORANTの大会VCTを全試合観戦しました。リアルタイムで観戦できなかった試合もありましたが、僕なりにVALORANTを楽しんで、書いてみてすごく楽しかったです。

世界大会もちろん応援したいですし、STAGE2の国内の大会もまた違った楽しみ方ができそうです。

もっとわかりやすく、VALORANTに興味を持ってもらえるようなテーマで書いてみようかなと思います。

このnoteの目的はみんなでChampionsを最高の状態で観戦するため。

今後とも宜しくお願い致します。ありがとうございました。楽しかった。

HYS

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