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債権者の報復

借金を滞納し続けると、最終的には裁判を起こされ、差押の判決が下ります。

会社員であれば、給料が差し押さえられます。このときに自分の借金の存在が会社に公開されることになるのです。
社風にもよるのでしょうが、借金が会社にバレた後の居心地の悪さは耐え難いものがあるでしょう。

私の場合は、幸いにも金融業者から裁判を起こされる前に会社を辞めて無職になっていたので、居心地の悪さを感じずに済みました。笑

さて、裁判を起こされるタイミングについて、
滞納が始まって6ヶ月後に裁判所から初めて手紙が届きました。

裁判所からの手紙例

裁判所から届く手紙を特別送達といい、配達員から対面で受け取る必要があります。受け取ったことのサインも書かされます。同居の家族でも受け取ることができるようです。

以降、立て続けに2社から裁判を起こされました。
手紙は不在だったため受け取っていないのにも関わらず、裁判は知らぬ間に進行していました。
いわゆる、みなし送達と呼ばれるやつですね。裁判をする上で、被告人が手紙を受け取った・受け取らないは、あまり関係ないみたいです。

裁判の結果は、3社とも和解でした。内容は、毎月定額返済をしてくれということで、金額も現実的に返済できるよう設定されていました。
てっきり、口座差押か、もしくは、お役所の人が家に押しかけてきて、金になりそうなものを持っていくイメージをしていたので、拍子抜けでした。

まあ、無職で滞納しているくらいなので何もないと判断されたのでしょうか?確かに無職に対しては、費用対効果の面で和解が最適なのかもしれません。その点でいえば、無職は最強なのかも?

ここまで淡々と書いてますが、初めて特別送達を受け取ったときの気持ちは、ひと言で言うと焦燥感。来るとわかっていてもいざ裁判所の文字が入った封筒を見ると焦ってしまいます。

本人でさえ焦るのですから、何も知らない妻や家族が受け取るとどうなるのでしょうか?大問題に発展すること違いありません。


私は、借金が妻や親族にバレるのを1番に恐れていましたので、いつまた特別送達が届くのか常にドキドキヒヤヒヤしながら日々を送っていました。
毎日大量にくる督促状は配達される時間帯さえ把握しとけば、すぐに回収して捨てることができたので大した問題ではなかったのですが、
一方で、特別送達は土日に配達される傾向があり、土日は妻とその親が在宅していて、彼女らが受け取りの対応されては非常に困る。
ゆえに、土日はいつも憂鬱でした。

ん?と思った方もいらっしゃると思いますが、私は結婚してからマスオさん状態で、今も妻の実家の家に住んでいます。笑
有難いことに2世帯住宅ですので巷でよくある同居のストレスはありませんが、妻にも話をしていない借金のことが、妻よりも先に義理の両親にバレることが何よりも恐ろしく、そういった意味で同居のストレスを感じていたと思います。

ちなみに、借金があることを打ち明けるまでの1年間、私の借金が妻やその両親にバレたことはありません。必死で隠し通しました。

どうして1年間もバレなかったのか、その秘訣を次回書こうと思います。

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