【第6回】ほんとうにたいせつなら…
執筆:副島 賢和(昭和大学大学院保健医療学研究科准教授、昭和大学附属病院内学級担当)
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中学生の男の子とナースセンターの壁に寄りかかって、ある光景を見ていました。
病棟のプレイルームに小学生の男の子とお見舞いに来てくださった担任の先生がいました。クラスのみんなの寄せ書きでしょうか。うれしそうに受け取っていました。「わからなかったら、あけといてもいいからね。院内学級の先生と一緒にやってもいいからね」と宿題のプリントを渡され