海、どこまでもエメラルドの輝き。
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海、どこまでもエメラルドの輝き。

地中海を臨む古城。夜空には三日月が弧を描いている。
BLAM! BLAM! BLAM!
「グハッ!」
ハンターの放った銀の銃弾が、吸血鬼の心臓を狙い違わず貫いた。
まぁ散弾銃だったし、3回も撃ったのでそりゃあ貫くだろうさ。

「おのれ人間ども…いつの日か必ずや我が血族が貴様らを駆逐するであろう!」
吸血鬼は震える手で懐から何かを取り出し口に含むと、居城最上階のテラスから眼下の海へと身を投げた。

数時間後、突如周辺の漁場から魚の姿が消えた。
翌日、同じ海域に出た漁師たちはそのまま帰ってこなかった。
2日後、海上警備隊の調査艇は「何かに巻きつかれている」という通信を
最後に消息を絶った。

やがて地中海沿岸が濃緑色の群体に覆われる。
ここに至りようやく、恐るべき真核生物、2mの体長をもつ侵略的外来種が
吸血鬼と化し数々の事件を引き起こしたことが明らかになったのである。

人類vs吸血ふえるワカメの死闘が今、始まった。

【続く】

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