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スポビズ界で挑戦する女性の講演スキルをサポート Her Pivotのご紹介

はじめまして。Her Pivot ディレクターの梶川三枝と申します。

この度、今年度から立ち上げたスポーツビジネス界女性活躍推進プロジェクト”Her Pivot”の noteマガジンを開設しました。
皆さま、宜しくお願いします!

まずはプロジェクトについて説明させていただければと思います。

Her Pivotプロジェクトのきっかけ

「Her Pivot プロジェクト」は、私が代表理事を務める一般社団法人 Next Big Pivot の主催プロジェクトとして、今年度を通して実施しているもので、スポーツビジネス界(主にBリーグ)で働く女性の活躍を「講演スキルと登壇機会の提供」という切り口からサポートすることを目的としています。

プロジェクトを始めたきっかけは、昨年の暮れに、ある日本人女性からご連絡を頂いたことでした。

実は私は、日本人女性として初めてNBA(米プロバスケリーグ)のビジネス部門で採用頂いたのですが(デトロイトピストンズ)、その若い女性からのご連絡は、NBA傘下のWNBA(女子のプロバスケリーグ)のチームで採用された、という嬉しいニュースでした。

そのご連絡を頂いたタイミングが、ちょうどバイデン政権とともに米国初の女性副大統領が誕生した直後で、カマラ・ハリス氏の「私は最初ですが、最後ではありません」の演説が世界的に有名になった時期でしたので、その時勢もあり、「世界最高峰プロバスケリーグビジネス部門で日本人女性2人目の採用」を記念して、日本スポーツビジネス界で働く女性を応援するプロジェクトを実施できないか、と考えました。

今、何を提供するべきか

私自身は、本業はスポーツビジネス関連のコンサルティング事業で起業しています。その他にふたつのスポーツ関係の非営利団体の代表を務め、企画運営にも携わっているため、正直時間的な余裕はほとんどない状況です。

それでも、「小さなことでもよいから何かしなくては」と思いました。

じゃあ、何をするか、と考えた時、真っ先に思いついたのが、パブリックスピーキング研修の無償提供でした。

日本スポーツ界のセミナーに参加したことがある方はすぐにお分かりかと思いますが、現状、セミナー等での登壇者のほぼ全員が男性で、プロリーグやクラブの営業・企画広報部門で働く女性はほとんど登壇していません。参加者も1割程度です。

決して「男性が悪い」ということを主張したいわけではありません。
むしろ、私は「女性もステップアップする必要がある」と理解しています。だからこそ、もっと多くの女性がイベント等で登壇できるように、女性を応援したい!と思ったのです。

幸い、私は起業してすぐに、ハーバード大学集中講座でパブリックスピーキングのコースを履修していました。この講座は、大げさではなく ”私の人生を大きく変えた” と思える学び”がありました。

「あの学びをベースにして、グローバルスポーツ界のリーダーの方々との交流から学んだことを伝えられたら、少しは勇気につながるかしら」

そんな風に考え、友人で当時Bリーグ理事でもあった元NHKアナウンサーにも講師を依頼し、バスケなのでQ1~Q4という区切りにして、プロジェクトをデザインしました。

将来的にはメンタリング制度の確立も視野に入れています。

女性はこんなにも応援されている!

こうしてできあがったのが「Her Pivotプロジェクト」です。
詳細はこちら↓

サイトをご覧いただければ気がつくかと思いますが、このプロジェクトは錚々たるメンバーから応援メッセージをいただいています。

FIBA事務総長、Bリーグのチェアマン、ウーマノミクス提唱者のキャシー松井さん…。

こういった社会活動は、誰からサポートを受けているか、という点も重要なポイントの一つです。

ポジティブなメッセージを読むだけでも、「こんなに日本の女性は応援されているんだ!」と勇気づけられる方もいるのではないでしょうか?

お忙しいなか応援メッセージを寄せて下さいました皆様、ありがとうございました。
この場を借りて感謝申し上げます。

さらに、ありがたいことに、私がフェローとして所属するRSA(英国王立技芸協会)からシード助成を頂くことができ(深夜にヘロヘロになりながらダメもとで申請してよかった!)、若干の予算も確保することができました。

プロジェクトの今後について

日本人は、「まず遠慮する」ことを美徳とする教育を受けてきていますよね。ですから、パブリックスピーキングの無償提供、と言われても「見ず知らずの人の前で話すなんて絶対無理!」と尻込みしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

「発言しないと無能とみなされる」欧米の文化とは違ったアプローチが必要であることは、もちろん認識しています。

プロジェクトを通じて手探りしながら、少しずつ、活動を実施しています。

このコラムは、企画修正してQ3の活動として展開するものです。
今後、これまでの活動報告や女性活躍に関する発信をしていきます。

皆さまからご感想やご意見など頂けたら嬉しいです。
これから、どうぞよろしくお願いいたします。


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