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【Her Pivot 初のメンタリング活動報告第1弾】千葉ジェッツアリーナ記者会見視察レポート

皆さん、こんばんは、そして初めまして。Her Pivot メンタリングプログラム21-22 メンティーのとして活動をお手伝いさせていただくことになった一橋大学2年生の勝木志保と申します。よろしくお願い致します。

私は高校生の頃からスポーツビジネスの世界で働いてみたいと考えており、大学の教授の紹介で Her Pivot ディレクターの梶川三枝さんに私のキャリアについて、1月にご相談させていただきました。私の目指したい方向と梶川さんのキャリアが非常に近いこともあり、メンタリングをしていただけることになりました。その内容をより多くの若者に伝えるために、こちらのコラムを書かせていただいております。

メンタリング活動では、月に一回程度、Bリーグのゲームを訪問させていただく現地視察を中心に、スポーツビジネス界の様々な情報を共有して頂いたり、私のキャリアに関してアドバイスを頂いたりしています。

今回は第1回として、2月4日にオブザーバーとして参加しました千葉ジェッツの新アリーナ「LaLa arena TOKYO-BAY」の記者発表について報告します。

こちらが千葉ジェッツ様と三井不動産様からのプレスリリースになります。詳しい内容を知りたい方はこちらを見てください!

記者発表に行ってきました

船橋アリーナを訪れるのは初めてでしたが、電車を降りたところから柱に選手の写真があったり、駅から地上に上がる階段には選手の名前が書いてあったり、巨大なポスターが貼ってあったりと、千葉ジェッツ一色という感じでした。

アリーナは駅から住宅街を数分歩いたところにあり、見た目は典型的な公営の体育館です。でも、中に入ってみると雰囲気は一転。千葉ジェッツの選手たちが写っている大きなポスターが設置してあり、試合当日であれば外観からは想像がつかないような装飾がされているのだろうなと容易に想像できました。

初めてのBリーグ記者会見視察には優勝トロフィーが!

記者会見では、まず田村社長から「LaLa arena TOKYO-BAY」(仮称)の建設日程や建設概要、千葉ジェッツがどのように利用しようとしているのかなどについての説明があり、島田チェアマンからのお話、質疑応答、フォトセッションの流れでした。

会見を通して、田村社長からも島田チェアマンからも「地域の皆さんに感謝」という言葉であったり、記者の方からも地域の皆さんとの関係についての質問が多かったりと、千葉ジェッツがいかに地域に根ざしたチーム運営を行っているのかを感じることが出来ました。

新アリーナのパネルと記念撮影をする島田チェアマン(左)と千葉ジェッツ田村社長(右)

実際にこの新アリーナがホームアリーナとなってからも、船橋アリーナでの試合は行われると明言されていましたし、天皇杯、ファン感謝祭などのイベントでも利用予定であるとおっしゃっていて、しっかりと地域のファンの方々への気配りをされているのだなと感じました。

プロスポーツチームとメディアの関係性も垣間見えました。

記者の方々は会見開始20分ほど前にはほとんど皆さん来られていて、事前に座席を取ったり、会見時の照明にカメラの照度を合わせたりと1度きりしかない会見を余すことなくレポートできるように、入念に事前準備されているのだなと感じました。

また記者の方と登壇者である島田チェアマンと田村社長との関係の近さにも驚きました。会見終了後にも談笑されている姿をみて、関係性を築いているからこそ得られる情報だったり、書ける記事があると感じました。

新アリーナのイメージパネル

帰り道でのメンタリング

会見終了後、三枝さんと帰り道にたくさんお話させて頂いたので、印象的だったお話を2つ書きたいと思います。

まず大学院に行ったきっかけについてお伺いしました。

三枝さんは旅行会社や一般企業で10年くらい働いてから大学院に行くことを決意されました。そのきっかけは三枝さんのお友達のお母さんがオハイオ大学に当時在学中で、おすすめされたことだったそうです。

世界初のスポーツビジネス大学院としてオハイオ大学はスポーツビジネス界でかなりの影響力を持っていますが、三枝さんは実際に院の試験を受ける前にアメリカまで行き、オハイオ大学に行くことが本当に自分の目標と合っているのか、教授に直接聞いたそうです。そこで教授に「まさしくぴったりだ」という一言をもらってから、当時の会社を辞めたそうです。この行動力や、実際に自分が感じたことをベースに意思決定をしていくのは自分でも実践できるところだなと感じました。

また、Bリーグやクラブの社会的責任活動の設計導入コンサルティングをされている三枝さんに、SDGsの活動に関してもどのような観点でお仕事をされているのか聞いてみました。まず、最初に強調されていたのは三枝さんが正解を持っているわけではない、ということをクライアントに必ず伝えているという点でした。チーム自身の力で主体的に進めていくべきだと伝えるそうです。

実はNBAもスランプに陥った時期があり、その際に一番大切にしたのはマーケットニーズを知ることであったそうです。マーケットのニーズを直によく知っているのはクラブ自身であり、そのニーズに沿って活動を進めていくことが必要とのことでした。また、SDGsマークを適当に並べるのではなく、一つずつそのマーケット(地域)に合っているのかどうかビジネス的側面から精査する必要があるともおっしゃっていました。

近年、海外はもちろん、日本でも一部の若者は就職先を決める際、サステナビリティにどれくらい配慮できているのかを一番の判断基準にしているくらい、注目度の高い取り組みです。そのため若者たちの目の方が格段に厳しかったりします。良い企業になるためにはこういった丁寧な仕組みづくりが大切なのだと感じました。

以上、簡単ではありますが、私からのメンタリング報告です。

今後もメンタリングでの学びについて、このnoteマガジンで発信していきます。何かご質問などある方は、是非コメントください。

次回の更新もお楽しみに。

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