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唄うこと~マイベースボーカル

HEROのブログシリーズ

マイベースボーカルの続きを。


【マイベースボーカルについて】

①寝ること

②食べること

③飲むこと

④姿勢

⑤ストレッチ

⑥心拍数

⑦アカペラというもののベース観

⑧奏でるにあたって大切にしてること


をシリーズで書き始めて前回は⑤だったので

今回は⑥について書きますね。



[心拍数]

まず医学的にいうと…

『心拍は、交感神経と副交感神経からなる自律神経によって、コントロールされています。不安、緊張、ストレス状態にあると、交感神経の働きが高まり、筋肉が緊張し、血圧や心拍があがり、呼吸が浅くなります。逆に副交感神経が活発になると、体は緩み、血圧や心拍もさがり、リラックスした状態になります。』


非常に簡単なことで

呼吸が浅くなり唄い辛くすることを防ぐために

心拍数を上げない努力をします。


特にベースボーカルは息を多く使うのでしっかり息を吸えないと唄えないのです。

努力として一番手っ取り早いのは『緊張』しないことです。

どうしても本番前になると所謂『アガル』という状態になる人が多いです。

だから如何に平常心を保ってステージに向かうかと云うことを常日頃から考えています。

1つは『自分に期待しない』こと。

これだけ聞くと何か変な感じですが必要以上にと

付け足せば解りやすいかもですね。

緊張を生むポイントとしては

・過度の自分への期待。

・実力の過信。

・りきみ。


これからの状態になるのは普段の自分が当たり前に出来ることよりも上の自分を求めるからです。

たまたま出来たことを実力だと思ってしまうとどうしても

次出来るか不安に繋がってしまいます。

地道に練習して努力して自分の身に付いたものが実力なので

ステージでそれ以上が出ることはありません。

万が一 キセキのごとくやっちゃったとしたらそれは

偶然の産物なのでその場だけ素直に喜ぶだけに留めておきたいものです。


平常心のままでステージに立つといっても

スイッチオフ状態の自分ではなんの魅力も無いしプロとしてのパフォーマンスは出来ません。

勿論スイッチをしっかりオンにして自分を覚醒させた状態の平常心でなければなりません。

そのための訓練や鍛練は必要不可欠です。


注意するのはスイッチオンすることがトンデモなく凄いことだと思わないことです。


僕はライヴの日にはリハーサル直前にスイッチをオンにします。そしてリハーサルが終わると1度半分だけオフにします。

(半分のイメージは車のミッションで駆動させるときに使う『半クラ』という感じです)

ニュートラルでもなく神経を尖らせてもない状態ですね。

そして本番のステージへ向かう瞬間に再びスイッチオンにします。


先程の『半クラ』状態がスイッチオンの時の緊張を防いでるのかも知れません。つまりは心拍数を上げないという所作に繋がります。


少しでも不安がある状態でステージに立つと

今でも心拍数は多少上がってしまいます。


僕もまだまだです。

日々勉強。日々鍛練ですね。


でわまた来週!

ありがとうございました。


HERO


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