マイベースボーカル#5



HEROのブログシリーズ

マイベースボーカルの続きを。


【マイベースボーカルについて】

①寝ること

②食べること

③飲むこと

④姿勢

⑤ストレッチ

⑥心拍数

⑦アカペラというもののベース観

⑧奏でるにあたって大切にしてること


をシリーズで書き始めて前回は⑥だったので

今回は⑦について書きますね。


[アカペラというもののベース観]

ベース=土台。

音楽でいうと主に低音域を担うパート。

バンドでいうとエレキベースやウッドベース。

アカペラの中でもやはり声域の低いところを担当する。

ただ声のレンジ(音域)と楽器のレンジとでは明らかに差がある。

より低くより響かせてとなるとどうしても限界は見えてくる。

ボーカルパーカッションでもそうだがベースも同じくリズム隊として究極を求めると『楽器(機械)』でええやん!ってことになる。それの手前がエフェクターやオクターバーなどの機材を駆使すること。

これらが悪いわけではない。

『アカペラ』という枠をそのバンドなりで判断すればいいし声だけで物足りなくなれば『アカペラ』じゃない音楽としてプレイすればいいだけのことだ。

僕のベースボーカル人生でブレなかったのは

『ベースパートを担いながらいかに唄い奏でるか』でした。

なので鳴らすとか響かすこともフィジカルアップのために勉強も研究もしましたがやはり辿り着くところは

『アカペラ』は人の声。ベースも人の声。だからベースラインを唄おうって。

その範疇の中でもエフェクターを少し使ったことも勿論試行錯誤の途中で使ってました。

様々なチャレンジした結果

現在のセッティングは音響のイコライザーでのチューニングのみ頼るという形でした。

過去にはベース音を鳴らすのに『ビブラート』を否定されたこともありました。

ベースが声にビブラートをかけることによって和声が纏まりにくくなるからだ。

ベースのスキャット(唄う言葉?)でも難航示されたこともありました。

ベースが楽器模写のようにスキャットしないとコーラスやメロディを潰してしまいそうになるからだ。


僕は止めませんでした笑。

上記の2点を失うと僕自信が思う奏でる(唄う)という演奏が出来ないからです。

全体の演奏の中で邪魔はしなくて存在感のあるボーカルベースの共存を求めました。


それが今の形です。


まだまだ満足しているわけでは決してありませんが

やっぱり『ベースパートを担いながらいかに唄い奏でるか』というコンセプトはブレることはないでしょう。


何故なら僕が考えるアカペラとはどのパートにしても

声なんだから唄いましょうよ!ってことだから。


賛否両論はもちろんあって当然だし

僕の奏法はほぼ真似されていません。

憧れもされてないからかもですが笑


最終的には生の声だけで音楽を楽しむことが

一番シンプルで好きなのかもしれませんね。


それをたっくさんの方々に聴いて欲しいってのもあるから拡声させるものとしてマイクやスピーカーという機械を利用してるのです。


余談・矛盾かもですが

昔に経験した

2,000人キャパの会場で聴いてくださる満杯の人と舞台を作る人とドラマチックにしてくれる照明を作る人と僕らの生命線の声をよりよく音響として作る人と僕らシュガーズで1つのチームとして素晴らしい音の空間を作ることが今の夢ですね。

(※2,000人としたのは僕の経験上キャパシティの中で僕らが一人一人のお客様に思いを届けられる限界の人数だと思うからです)



長文お付き合いありがとう。

次回は最終回⑧をお届けします。


HERO

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