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意見がバラバラになった時

職場の会議などで
議論する際に

たとえ
精鋭メンバーが集結しても、

文殊の知恵どころか
話がまとまらなくて
かえって混乱してしまうことがあります。

なぜなら
人は自分の価値観に沿って話をしてしまう
傾向にあるからです。

価値観は
いわば色眼鏡のようなもので
個々人の色眼鏡がバイアスとなり、
思い思いに話し始めてしまうんですね。

そうなると、
建設的な議論になかなか発展できません。

こんな時に役立つのが

水平思考です。

みんなが
同じ目線に沿って議論をし
アイディアを生み出す思考法です。

まずは
司会進行役になる人を立て
議論するメンバーと
次のような展開で進めていきます。

①仮説を立てる
 根拠は不要で良い。
 あくまでも主観ですね。肯定か否定かなど。

   ↓

②①の根拠を検証する(事実をみる)
 客観的な事実を述べる。
 主観は絶対に話さない。
 仮説の肯定事実、否定事実を見ていくこと。

 ※人は事実を見ていないで話すことが多いので
  ここは本当に重要です!

   ↓

③仮説に対するワーストシナリオ(ネガティブ)を特定する
 欠点、問題点などを挙げる。
 リスクや最悪なケースの想定する。

   ↓

④仮説に対する楽観的なシナリオ(ポジティブ)を特定する
 逆にメリットを想定していく。

ここまで来たら
また、仮説に戻り同じように2巡目、3巡目に戻ります。

①新たな仮説
  ↓
②事実確認
  ↓
③ネガティブ
  ↓
④ポジティブ

次に

⑤発展性(クリエィティビティ)を検討する
 常識に囚われない発想が味噌です。
 もし制約がなければ!とか、
 単純に面白そう、楽しそう!
 など発想を展開させます。ここは楽しいコマです。

   ↓

⑥現実案の特定する
 これまでの振り返りながら
 実行可能なものを集約する。

以上のように

①仮説→②現実→③ネガティブ面→④ポジティブ面→⑤発展→⑥現実

の順でループさせていくのです。

ただし、
各所一人が話す所要時間は3分程度にして
間延びさせないこと。

それから、
発表者の意見を酷評したり否定してはNGです。

ゲーム感覚で進めていくのが肝です。

やっていくうちに
個々人の視点が共通化され、

個人特有のバイアスが溶け
次第にニュートラルになっていきます。

そうなることで
当初意見がバラバラであったものが
次第にまとまっていき
より俯瞰して課題を見れるようになります。

ぜひ、
身近な議論な場などで
活用してみてはいかがでしょうか?


今日もお読みいただきありがとうございました。

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