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安定の先

長く同じことを続けていくと、それになりに経験が磨かれます。例えば、仕事であれば、初めはやったこともなく失敗も多いですが、次第にできるようになってきます。失敗の分だけ良い経験に繋がり成功率も高まるということですね。しかし、その成長もある程度まで来ると安定してきます。「安定」に入ると、ちょっと気が抜けるというか、余裕が出てきてしまい何でも後回しになりがちです。

いちばん大きいのは、新しいことへのチャレンジにブレーキがかかってしまう事ではないでしょうか?

どうしても楽な方へ楽な方へと行きがちになり、やったことがないことに対して行動が移せなかったり、変化から逃げるようになってしまいます。安定思考が当たり前になってしまいます。

先日、某アーティストの特番がありました。デビュー40年以上の超ベテラン歌手です。幼い頃から聴き慣れ親しんできた彼の名曲たちはもちろん大好きですが、今もなお新しいことにチャレンジして、楽曲制作もちろんのこと、これまでの自分の枠を越える活動をされているということでびっくりしました。

世間的な印象とは全く違ったのです。ここまで著名なアーティストでさえ、過去の経験則に安住していないという氣づきと、自分の枠を超えて新しいことへチャレンジする姿を見て素直にかっこいいなと思いました。まさにアーティスト人生を全うしようとしていると感じました。

番組のインタビューで彼の刺さる言葉がありました。

「人は誕生し、成長し、安定を迎える、安定を維持していくと衰退へ加速する」「自分がアーティストでいる限りは安定することなく、成長を意識して活動していきたい」

有名になればなるほど、あるいはキャリアが長くなればなるほど、周りからの見られ方や期待に執着したり、過去の成功体験にこだわってしまうのが普通なのかもしれません。しかし、アーティストとしてあり続けたいという彼は、その先にやりたい事、表現したい事、実現したい事に対して躊躇することなくチャレンジしているということでした。まさに今に全力投球なんだと思いました。


何をやるにしても、「これはこうだから、、」「うまくいくかわからない、、、」などと言い訳ばかりを見つけようとするワタクシ。。正直、今に全力になりきれていないなと思いました。

現実ばかりにフォーカス置いているとリスクヘッジばかりになってしまいます。ちょっとしたこと、小さいことでも良いので、自分の素直な気持ちに行動してみること。そんなところから始めていこうと思いました。

今日もお読みいただきありがとうございました。


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