ラジオ、宇宙、そしてお便りの魔法:「今宵、銀河の片隅に」

私はラジオが大好きです。
ラジオの魅力は言葉を信じて、お便りと声で人と人をつなぐことです。
しかし、言葉は非常に頼りなく、時には誤解や諍いすら生むものです。
それでも、ラジオは言葉への信頼を通して、つながりへの挑戦をします。

昨日、とんでもない人と出会いました。彼はこう言いました。
「言葉は信頼が置けないもの。だければ、言葉は人に瞬く間に広がっていくという無限の可能性がある」
私はこれが言葉の本質であると思いました。

私が脚本・演出を務めた「今宵、銀河の片隅に」はラジオのパーソナリティが宇宙に飛び出すところから始まります。
彼女は本当に喋りたい言葉をラジオで話せず、誰かの言葉を喋ることが嫌になります。
しかし、宇宙に飛び出してみて、彼女は毎日ラジオを楽しみにしてくれているリスナーたちに身分を隠しながら交流します。
彼女が宇宙の果てで気付いたもの、そして彼女を動かしたものは・・・
答えは劇場まで!

「今宵、銀河の片隅では」そんなラジオ好きのために制作した作品です。
ぜひラジオへの溢れる愛を劇場でご覧ください。

下記のツイッターから発信していますので、ぜひご来場ください。

妻と秋刀魚 Twitter
@tumatosanma

▼あらすじ
宇宙の大人気ラジオ番組、「今宵、銀河の片隅で」のパーソナリティのミューズは、スポンサーの圧力で、昔からのリスナーのハガキも読めない自分に悩んでいた。 「君の悩みなんて、宇宙に比べればちっぽけさ」 プロデューサーに、そんな言葉をかけられたミューズは、星空をみて思う。宇宙の悩みってどんなだろう」と。
疲れ切って、入ってしまった段ボールは、宇宙貨物船に運ばれていく。 ラジオを楽しそうに聴く船員たちは、壮大なスケールで悩んでいた。 なんとなく起こる惑星大戦争、誤送してしまった帝国兵器の設計図、暴れ回るふるさと納税のエイリアン。
銀河の存亡を揺るがしたり、揺るがさなかったりする壮大な日々を送りながらミューズは思う。 「宇宙の悩みってこんなだったんだ」 妻と秋刀魚が、全編、日本語同時吹き替えでお届けする、宇宙の運送業者とラジオをめぐるハートフルSFパニックコメディ!

▼ 日程
2/17(土) 18:00★/20:30★
2/18(日) 18:00/20:15
2/22(木) 19:30
2/23(金) 13:30/16:30/19:30
★ 上映後に斉藤百香の舞台挨拶(約30分)を行います
※ 上映時間は約70分を予定しています
※ 開場時間は上映開始時間の30分前です

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