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☆ふくしのおべんきょう☆

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もぐりのソーシャルワーカーですが、こそっと福祉のお勉強をしています。
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#教育

73.多様性と包摂

まずは、東京オリンピックで柔道男子100キロ級の金メダリストになったウルフ・アロンさんの発言です。 “根底で多様性とか…そういうところを気にしてるからこそ、そのような言葉が生まれたり、言わないと分からない人がいたりする。 普段の生活から気にせず生活していけば、差別とか区別とか多様性っていう言葉もなく、みんな平等にやっていけると思います。” まさにその通りで、これができていれば、格差も争いもなくなってソーシャルワーカーも必要なくなり、その職種の人たちももっと違った形で社会貢

63.XYZと学校教育

同じ日本人でも、生まれた時代とその環境…社会の変化による影響から、世代間で異なる特徴が見られ、その世代によって肩書があります。 昭和の勝ち組世代が名付けたかっこいい名称です。 “団塊世代”、“団塊ジュニア世代”、“バブル世代”、“就職氷河期世代”、“ゆとり世代” などです。 そこで“Z世代”…、今これからの社会の中心に立つ世代の特徴を少し見てみたいと思います。 Z世代は既にインターネットが普及していた時代に生まれた、デジタルネイティヴと呼ばれる世代のことです。

58.学歴社会の“学歴”とは何?

日本の社会は、未だに“学歴社会”と言われています。 幼少期から“お受験”を経験する子どもたちがいたり、大手企業に就職する為に超有名大学に入ったり、人生の“勝ち組”になる為に頑張ります。 人生の選択肢として高学歴卒になる大学へ進むことを目標にしている人は、まだまだ多い傾向にあるということです。 小学校や中学校、高校で学校教育の勉強を頑張っている人の多くが“なぜ、勉強をしなければいけないのか”と考えた時に、“親に怒られるから”という話もありますが、親が“勉強しなさい”と言

56.教育格差

教育格差は、生まれ育った環境によって受けられる教育に格差が生まれることをいいます。 そして、教育の格差は子どもの時だけではなく、大人になってからも様々な問題を生んでしまいます。 本人の能力と関係のない要因で進路が決められてしまう場合があります。 生活に困窮している家庭に生まれ、学校の勉強で良い成績を出し続けたとしても、大学に通うには授業料や入学金など様々な費用が掛かります。 この費用を払えない家庭環境にある場合、“奨学金で返済の義務を背負うなら進学を諦める”という人

49.格差社会

日本国憲法第14条に…、 “すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない” …と書かれています。 所謂、法の下の平等の規定です。 しかし現実はと言うと、かなりかけ離れた社会になっているように思えます。 格差です。 両親の世帯年収や学歴と子どもの学歴や生涯年収の間には、相関関係があると言われています。 義務教育期間は教育の機会が保証されているとはいえ、学校外支出…つまり習い

14.共育~この子らを世の光に

北海道石狩市からアメリカに移住した中学生であり、物凄い才能を持ったドラマーのYOYOKAさんをご存知でしょうか。 8歳の時にレッド・ツェッペリンの「Good Times Bad Times」を演奏した動画が世界的に注目されて、名だたる大物ミュージシャン達から評価され、レッド・ツェッペリンのシンガーのロバート・プラントさんまでもがその実力を認めました。 日本を離れる決意をした理由は、ドラマーとして世界で挑戦する為だけではなく、学校生活に馴染めなかったことも一因としてあるよ