家族と友人の心の癒し

■ヒーローになるアイデア帳
 2023年2月1日 第757号
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近況報告は最後にあります。

★今週のアイデア

家族と友人の心の癒し。

★私の体験談

今回はいつものメルマガと毛色が違いますが
葬儀について書きたいと思います。

最近の葬儀の形態が、時代の波に流され
過ぎていると感じるからです。

私は禅宗寺院で生まれ育ち、僧侶もしていた
ので、多くの葬儀を見てきました。

昔は葬儀場ではなく寺院で葬儀を行うことが
多く、生まれたときからも葬儀が身近でした。

不謹慎かもしれませんが、葬儀のときは実家
(寺院)に人がたくさんいるので好きでした。

さて、私の持論ではありますが、葬儀は故人
を見送るためだけではないと思っています。

葬儀を通して、家族や友人の心を癒していく
ことこそが大切だと思っています。

費用やコロナという理由をもとに
葬儀を簡略化しすぎているように感じます。

そのため、家族や友人が「死」を受け入れら
れないまま終わる葬儀も見てきました。

何かが心に残ってるうちに強制的に終わって
しまうので、吐口がないまま心に留まります。

エビデンスはないですが、その積み重ねは
心身に影響を与えるのではないかと思います。

風習や儀礼は意味があり残っている場合も
多くあり、全てが悪ではありません。

「通夜ぶるまい」という通夜の後に参列者に
ふるまう食事会は残して欲しい風習です。

なぜなら、家族が知らなかった故人の顔を
参列者から聞くことができるからです。

家族に見せる顔と外での顔が違う人は
多いと思います。

家ではゴロゴロしている父親だったのに、
会社では部下から尊敬されていたりします。

通夜ぶるまいでそういう話を家族が聞くこと
で点と点が結びついてくることがあります。

友人としても参列者同士で故人の話をしたり
親族と話すことで点と点が結びつきます。

そして、通夜と告別式は単なる儀礼ではなく
家族も友人も死を受け入れるには必要です。

黙って座っている時間ですが、故人のことを
考えている場合が多いでしょう。

読経や儀礼を通じて、段々と死というものを
自分の中で受け入れ納得させていきます。

既に私は僧侶をしていませんが、僧侶と一般
の視点を持つからこそ重要性を感じています。

簡略化が行きすぎると、通夜と告別式も一つ
にしてしまうかもしれません。

深く考えずにそれも良しとする僧侶も出てく
ることでしょう。

変えるべきところは変え、
変えてはいけないところは変えない。

ただ時代の波に流されるのではなく、
しっかりと考えていくことが大切ですね。

ヒーローコンサルティング株式会社
古川宗弘

★今週の近況報告

1972年に発表されたスポーツをする上での
心構えに関する本を読んでいます。

50年前の理論ですが今でも読み継がれている
だけあり、実践してみるとすごく有効でした。

書かれている理論を知り、その視点でプロの
選手を見ると面白いことがわかりました。

世界最高峰に行く人は、書かれていることと
同じようなことをしています。

その理論を知っているかは聞いていないので
分かりませんが、理論のままなのです。

だから結果が出ているのだとわかりました。

長年読み継がれる本はやっぱり素晴らしいの
だなと感じています。

先日その理論を使い、今まで勝てなかった人
に勝てて、嬉しい気持ちでいっぱいです。

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