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【妊娠10週】流産確定・手術前の検査

10w1d:心拍確認できず流産宣告

2週間に1回通院してきた産婦人科への4回目の受診日。
3日前(9w5d)に、一度目の心拍が確認できなかったため、再度確認のための二度目の心拍確認日でした。

おそらくですが、医師が流産を確定するには、診断ミスのリスクを鑑みて「2度エコー診察を行う」ことになっているのかなと思いました。(流産された方の書き込みにも複数記載あり)

前回の一度目の心拍確認の際、「どの程度確率で流産なのか」聞いたところ、ほぼほぼ難しいと医師から伝えられていた私は、落ち着いて残念な結果を受け入れることができました。

主な原因は、「高齢という年齢によるもの」でしょうとのこと。
染色体のエラーなので、お腹にいる間に私の生活環境がよくなかったということではないため、気落ちしないようにとのアドバイスを受けました。

赤ちゃんの最後の踏ん張りだったのか、今日はじめて「においつわり」と「ウッ…という吐き気のつわり」を味わいました。

今まで一度もなかったことなのに、生命の神秘なのかな。

流産の種類

1)時期別・・・早期流産/後期流産
2)状態別・・・進行流産(完全・不全)/稽留流産/化学的流産/切迫流産

その中で、私は「12週未満」で「お腹の中で心拍停止した状態」から、早期流産+稽留流産という診断になりました。

手術方法の選択

赤ちゃんの重要な器官が作られる器官形成期の「12週」を過ぎてしまうと、死産となり死産届と提出と火葬が必要になります。

私の場合、最初の心拍確認の際(7w5d)、赤ちゃんが少し小さめであったことや高齢出産になることから母子手帳の発行は指示されていませんでした。

それも踏まえ、医師は、「早めに出してあげましょう」とのことで、子宮内容除去術という方法により手術を行うことになりました。

手術療法か自然排出か

流産手術は大きくわけてふたつの方法があります。
また医師から聞いたことと調べてわかったことのメリットとデメリットを方法ごとに整理しました。

①手術療法(掻爬:そうは)
子宮内容物を掻き出す「子宮内容除去術」。

<メリット>
・医師が映像を確認しながら行うため、子宮内を綺麗にできる。
・手術日をあらかじめ決定するため、突然排出の不安が軽減できる。
(おそらく自然排出可能時期よりも早めの手術日にしている。)
・体力回復までの時間を早めることができる。
(次の妊娠を早めに希望している場合は、手術療法が勧められる。)
<デメリット>
・前処置に痛みを伴う。
・術後に痛みや出血を伴う。
・器具を使う手術により、子宮を傷つけるリスクを伴う。
・金銭面(約3〜5万円)での負担がある。


②待機療法(自然排出)
子宮内容物が自然に排出されるのを待つ。

<メリット>
・自然排出後の子宮の回復は早いといわれている。
・子宮を傷つけるリスクがない。
・金銭的な負担がない。
<デメリット>
・いつ排出されるか分からない不安が伴う。
(突然排出した際の排出物を入れる袋等を持ち歩く必要(場合)がある。)
・排出時に陣痛のような痛みを伴う場合がある。
・最終的に手術療法となる場合がある。
(子宮内容物がきれいに排出されず残る不全流産となった場合や、一定の妊娠週数を超えた場合など。)

手術日の決定、術前検査

10w1dで稽留流産が決定した時点で、手術日も決めました。

12wより前が良いとのことで、10w1dから約一週間後の11w1dに入院、11w2dが手術日となりました。

10w1dの時点で行ったことは、
A)血液採取(2本分)
B)鼻の中をグリグリ綿棒

いわゆる、
A)ABO血液型、Rh血液型、梅毒TP抗体、B型肝炎抗原、C型肝炎抗体、HIV抗原抗体の検査
B)PCR検査
でした。

A)が陽性の場合には、後日手術延期の連絡。
B)は陽性の場合には、検査当日延期の通達で術日変更。
となる予定でしたが、全て陰性であったため、11w2dに予定通り手術することになりました。

PCR検査は、鼻の奥まで突き刺すタイプなら拒否しようと思っていましたが、看護師さんはすでにいろいろご存知なようで、「大丈夫よ、手前だから。」と。

早くこの茶番終わってほしい…そう思いながら手術にのぞみました。

→手術前日の記事、手術した日の記事は後日に続きます。



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