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ペイント大全マスターズ:肌(前編)

よくぞ来た。多くの要望に応えて、今日は「肌」をやる。

そもそも俺たちはどうしてこんなに「肌」のペイントでこんがらがるんだろう? 普通に暗めの肌色でベースコートして、茶色とかで陰影をつけ、明るい肌色から乳白色でハイライトをすればいいはずなのに。でも実際それをやっても、何かどうも絶対どこかおかしい。そう感じる人は多いはずだ。それは君が「ある事」を再確認し、「思い切る」ことによって、根本から変わってくる。

肌のペイント。今日は、「色白肌:白人の肌色」ってことで、北方の流浪戦士をペイントするけど、コートデアームズの茶色系と肌色系、乳白色、赤と紫をちょっと使う。技法としては、すでに紹介したものばかりだ。

フラットペイント       ▶︎ フラットペイント伝説
レイヤリング         ▶︎ レイヤリング伝説
グレイジング/フィルタリング ▶︎ マスターズ:骨(装飾品)
ジュースシェイディング    ▶︎ マスターズ:骨(装飾品)
ライニング          ▶︎ マスターズ:エッジング伝説

ここでは、どんなカラーをどんな風に使い、どんなテクを順番でやるかを、しっかりと紹介しよう。今まで学んだテクニックはどれも、それ単体ではなく、一つの「流れ」の中でやっていくものだ。マスターズでは、全てをステージ別にやっているから、順番に進めて行けば、君は俺と同じ手順でミニチュアペイントをしていることになる。もちろんこれは「俺の場合」であり、ルールでもなんでもないから、君の好きなようにやってくれていい。

作例は白人男性として進めるから、登場してくるカラーは「白人/色白肌」になるけど、後編では「黄色人種/褐色肌」「黒人種」のカラーパレットも紹介する。カラーの置き換えをすれば、同じステップでペイントできるから、カンタンに応用が効くはずだぜ!


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「マスターズ:肌」前後編で、
君はこの「肌色」のペイント法を学べる。


いつもならミニチュアペイントでの肌色表現をいくつか見て、流行の変遷の話をしてペイントテク、という流れだが、今回はちょっと違う。マスターズで肌を扱う以上、君に伝えたい事があるからだ。


肌色ってなんなんだ

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