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センス考。

センスがいいとは何か?

この本のはじまりでセンスとは

「選ぶ」もしくは「判断する」ということ

だとされている。

手本になる人たちは先人に多くいるので、その人たちを参考にして

どのように判断しているのか見聞きすることが大切だとしている。

またセンスを磨くのは自分ひとりの世界でのことだが、

自分だけの世界に閉じこもることなく他の人とどうやって

よりよい社会に生きていくか、それを考えるのもセンスが良いこと

としている。

自分の内面、外面で考えたことや感じたことに敏感な人が

センスの良い人ではないか、と思う。

「センスの良い人とは、どんな人ですか?」

本の中で、センスの良い人は

「頭と心の使い方のバランスが良い人」としている。

それは自分自身で体験した日々の感動や驚きを伝えることができる人だ。

ハツラツで、人との付き合い方を弁えている人はセンスがいい人だと思う。

「センスを磨くアイデア」

自分の頭のなかでふわふわ漂っている、非常に感覚なものをつかまえて、

ひとつひとつことばに落とし込んでいくというのが「考えること」

としている。

考えることができる人は、間違いなく魅力のある人で、
センスのいい人です。

自分の好きなことを自分の言葉で表せて、自由に行動ができる。

これがセンスの良い人を指すのではないか。

「センスのお手本」

センスへの言及は個人の域に留まらず、

たくさんの人に幸せを与えることかどうかというところが、
センスのよい選択のいちばんむつかしい点です。

としている。自分だけにプラスになるセンスは自己満足になる。

他の人にも満足されるものであれば、他の人が欲しいものになる。

つまり経済を生むことができる。洗練されたマイナスのデザインの

Apple製品は、誰にも欲しがられるセンスの良い選択を受けて

あのデザインになってヒットしたのではないか。

センスとは

感覚(機能)、(漠然とした)感じ、気持ち、感じ、意識、(美・方向などに対する本能的な)センス、勘、判断能力、(知的・道徳的な)感覚、観念

と辞書に書いてある。

つまり「センスがいい」とは辞書の意味で置き換えると

「感覚がいい」、「意識がいい」、「勘がいい」、「判断能力がいい」

ということである。だいたい本の通りになっていると感じる。

ほかにも、人の生き方に関わるセンスについての

話題が載っている。もしこの本を読んでみて周りに感覚がよく、

判断能力に長けている人がいれば、本に従い参考にして、

また他の人にセンスを渡していけばいいのではないか。

センスとは時代と人の間を移ろいながら、それを感じることが

できる人間の元にやってくるのではないか。

センスとは養って備わるものというより、感じ取るものではないか。

こんな考え方が読んでいる人の考え方と違っていても構わない。

それも感じ方なのだから。


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