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病気のこと

7年前、2013年の4月に私は就職したのだが、全寮制の生活、急激な肉体作りとトレーニングにより体調を崩した。

様子がおかしいなと思ったのは入寮して1週間目、下痢が止まらなくなった。上司との面談で困ったことはないかと聞かれて下痢くらいだと思います、と言ったのを覚えている。

次の日の朝、上司に挨拶に行ったら正露丸をくれた。1ヒートくれたのだが全て飲み終わっても下痢は止まらなかった。

もう7年も前のことなので記憶が定かではないが、少しもしないうちに高熱が出た。熱なんて人生で数える程しか出したことはないし、私は健康には自信があった。

だが、発熱、下痢に加えて嘔吐が始まった。そのうち食べ物の匂いも気持ち悪くて嗅げなくなり食堂に行けなくなった。

気持ち悪くて食べたいとも思わず、それでも下痢と嘔吐は続いていたので体重は1ヶ月で10kg減った。

近くのクリニックには行っていたが、入社して大事な時期にあまり大掛かりな検査や病院には行きたくなかったので他の病院には行かなかった。

最初はトレーニングにも参加出来ず体力が落ちる一方で医務室通いをしていた。というより毎回保健師さんが来る日に呼び出されてた。正直忙しかったので呼び出しは勘弁してくれと思っていたが...

精神的にも寮生活はかなり厳しかった。

全ての病気の始まりが寮生活だったと言っても過言はない。でも私は就職したこと自体に後悔したことはなかったし、全部が全部その仕事のせいではないと思っている。

後悔はないけど規則も厳しく窮屈だったのは正直なところ。それでも幼稚園のころからなりたかった職で少しでも働けたことに誇りを持っている。

話は逸れたが、結局は何が言いたいかというと私のベーチェット病の発症はどうやら2013年の4月頃(就職した時期)らしいということだ。

7年経ってやっと原因がわかった。今年の7月、軽く薬でももらいに行こうと思って消化器内科に行って良かったと思っている。

下痢を侮ってはいけない。

かかりつけの消化器内科の先生には感謝している。ベーチェット病かもしれないと疑ってくれたのはその先生だ。

皆さんにも少しでもおかしいと思ったら早めに専門の病院を受診することをお勧めする。

受診してみて案外大丈夫だとなって安心材料が増えたら万々歳ではないか。

過剰な心配は不要だが、疑ってみることも大切である。



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