マガジンのカバー画像

■京都・無鄰菴■ 文化財施設運営スタッフのリレーコラム

9
京都市左京区にある国指定名勝無鄰菴(むりんあん)の運営スタッフがつなぐ、コラムです。日々の出来事、実はこんなことしてるんです、など、書きます。文化財施設の運営にご興味を持っていた…
運営しているクリエイター

#日本庭園

文化財運営の裏側、ほんの少しお見せします。指定管理者になった私たちが、6年間で経…

マルチタスクチームのマネジメントって? 前回の記事では無鄰菴・岩倉具視幽棲旧宅はチームメ…

みんなが出来る「10分ガイド」-スタッフ、ボランティアのガイド育成はこうやってして…

 弊社が指定管理者として管理運営を行っている無鄰菴、および岩倉具視幽棲旧宅では、入場して…

来て、観ていただいてナンボ-文化財施設で学芸員として仕事をするということ

 今回は企画の立案やお客様の反応を含めた具体的なお話をご紹介したいと思います。  筆者の…

文化財運営の裏側、ほんの少しお見せします。指定管理者になった私たちが、6年間で経…

マルチタスク=苦行? 前回の私のコラムでは、無鄰菴・岩倉具視幽棲旧宅の指定管理運営では、…

無鄰菴をサポートされているボランティアさんとは?

私は、お客様の接客、イベント・展示の対応、ガイド解説、フォスタリング・フェローズの育成な…

「日々、新ナリ」-文化財施設で学芸員として仕事をするということ

 今回冒頭に「日々、新ナリ」と何だか判らない言葉を掲げましたが、こちらは古代中国の王朝、…

文化財運営の裏側、ほんの少しお見せします。 指定管理者になった私たちが、6年間で経験し、学んだコト その①

「場を造り、育む」という発想 無鄰菴・岩倉具視幽棲旧宅での指定管理運営のミッションは「庭に集い、庭を育む」、つまり、指定管理運営を通じて、様々なお客様の集う「場」を造り、その価値に共感いいただき、ともに育んでいくことです。 これは、私たちの本業、造園業の本質である「庭を造り、育む」ことに根差し、また同時に公共財かつ文化財としての無鄰菴・岩倉具視幽棲旧宅指定管理運営の基本理念でもあります。「場」を造る、というと工事のような、ハード面での作業をイメージされるかもしれませんが、