鬼滅の刃実写化②
前回に続いてその②で
柱を中心に勝手に考えたキャスティングを
発表していこうと思います。
まずは
水柱 冨岡義勇役 佐藤健さん
「るろうに剣心」シリーズで10年という
スパンで5作に渡り緋村剣心を演じられた
日本を代表する俳優の佐藤健さん。
冨岡義勇と言えば柱を名乗るほど圧倒的な強さ
そして剣技を誇る、達人で有りますが
「炭治郎は鬼舞辻無惨に勝つ為には、この位のレベルまで強くならなきゃいけないのかよ」
という、一目見てわかる圧倒的な強さを
殺陣で提示しなければいけないという
非常に「本物感」を問われる役どころです。
ですので、そこはもう緋村剣心を見事に
演じ切った佐藤健さんにしか出せない
説得力が必要だと私は思います。
「るろうに剣心」で日本映画最高峰の殺陣と
アクションで魅せた、その技術と魂を是非
原作の義勇から炭治郎への「バトンの継承」
さながら、これからの若い世代に
背中で見せて、後続にその姿勢を受け継いで
行って頂きたいなと思います。
ビジュアルはメガネなしでウラタロスの時の
野上良太郎っぽくしたら更に似合いそうだなぁ
次。
蟲柱 胡蝶しのぶ役 有村架純さん
作中、数少ない女性隊士である、しのぶですが
物腰柔らかな雰囲気ながらも鬼に対して
並々ならぬ敵意と憎悪を抱いているという
キャラクターで、
性差問わず憧れる様な強き女性像の中に、
繊細な女性像も内包しているという
デリケートな役どころです。
「ちひろさん」の有村架純さんで感じた
「どこか達観していて、参加してこそいるが
本心では興味無さそうな疲れた大人の雰囲気」
これは序盤の鬼を心から軽蔑していて
自分の世界から線を引いて鬼を拒絶している
那田蜘蛛山くらいの前半の、しのぶの雰囲気に
近いモノを感じました。
「中学聖日記」での有村架純さんは
「しっかりしなければという使命感や建前で
大人らしく振る舞うが、確かに存在する人としての成熟しきらない心の部分」を強く感じる
お芝居で
「私、柱だから」と自分らしさに蓋をし、
鬼への強烈な憎しみも表には出さぬ様
柱として毅然と振る舞う、
作中後半の胡蝶しのぶの姿に
重なるモノがあるなと観ていて思いました。
役にによって細部に宿る雰囲気まで変える
有村架純さんが作中の前後半で1人葛藤し
変化していく
胡蝶しのぶというキャラクターに
どの様にグラデーションをつけていくか
非常に観てみたいなと、思いました。
次
炎柱 煉獄杏寿郎役 山田裕貴さん
炭治郎がその思いを「継いでいく」
義勇と並んで兄弟子的な重要な立ち位置の
煉獄杏寿郎に山田裕貴さん。
キャストの年齢のバランスを見た時に
ちょっとキャリア的に若手過ぎるかな、
賀来賢人さんの方がキャリア的には
合うかなとかも思ったのですが
今、旬な俳優さんですし
「東京卍リベンジャーズ」のドラケンを見ても「どうする家康」の本多忠勝を見ても、
細かい仕草や台詞回しなど繊細なお芝居と
感情を思いっきり乗せる、熱いお芝居の
どちらも、めちゃくちゃ上手いなと。
心に訴えかけるものがあるなと感じます。
(実際、本多忠勝が情けない殿を前に泣く
シーン見ていて私は泣いてしまいました。)
山田裕貴さんのパブリックイメージでもある
熱くて、ちょっと抜けてそうだけど、優しくも
温かいという人柄に「煉獄杏寿郎」という役は
自然にフィットする様な気がします。
昔「アイアンマン」の実写化に際して、
主演をロバートダウニーJr.で行くとなった時に
年齢が合わない、歳過ぎるといった様な
意見が出たが、完成品を観てその圧倒的な
トニースタークぶりに誰も文句を言わなかったという逸話があります。
山田裕貴さんもまた、物語のキーとなる
煉獄杏寿郎という大事な役どころを
見事に実力一本で演じ切り、
勝手にキャスティングし、勝手に不安がる
激ヤバおじさんの僕を剛腕なお芝居で
ねじ伏せてくれる事と思います。
一方的に勝手にキャリアが若いとか言って
気分悪くさせてしまった山田裕貴さんの
ファンの方大変申し訳ありませんでした。
そして…
もう叶わなくなってしまいましたが
私は三浦春馬さんの煉獄杏寿郎も
見てみたかった。
「サムライハイスクール」での雰囲気、
そして舞台やミュージカル仕込みの綺麗な発声
と迫力ある台詞回しの煉獄さんは、
凄く良かったんじゃないだろうか。
心よりご冥福をお祈りします。
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音柱 宇髄天元役 松田翔太さん
炭治郎達に「こいつら3人とも優秀な俺の継ぐ子だ!」と言うお色気兄貴分、宇髄天元様に
松田翔太さん。
なんといっても松田翔太さんには、
妖しいほどに淑やかな色気があります。
「ディアスポリス」の久保塚や
「LIAR GAMEシリーズ」の秋山深一
「ラブシャッフル」の世良旺次郎など
どことなくセクシーでダークな雰囲気のある、
アブナイ男感。
これを出せるのは松田翔太さんしかいないかと。
そして、その雰囲気が宇髄天元という
キャラクターとオーバーラップする瞬間を
確かに感じます。
忍びの家系の末裔で、兄弟で殺し合った果ての
生き残りという、あまりにも凄惨過ぎる過去を
持つ宇髄天元。
そんな彼の影の部分まで可視化される様な、
上辺だけでは無い多層的な役作りを感じさせる
お芝居を見せてくれそうだなと思います。
松田翔太さんのフィジカル面も凄いんですよね。
かなりトレーニングを積まれている様子で、
締まりつつも肥大した筋肉が目立つ身体付きを
なさってます。
宇髄天元の現実離れした、肉体のビジュアルを
とても近いところまで再現出来うるといった
側面も兼ね備えるキャスティングでもあります。
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霞柱 時透無一郎役 市川染五郎さん
早熟の天才、神童、時透無一郎役には
若くして歌舞伎界の未来を一身に背負う
プリンス、市川染五郎さん。
これはテレ朝深夜でハナコさんが番組を
やられていて、その番組の鬼滅の刃の
実写キャストを決めようという企画の中で
声優の武内駿輔さんが時透無一郎役に
市川染五郎さんを挙げられており、
「その手があったか!」と
えらく感動と共感してしまいましたので
賛同、そして布教という形でリスペクトを込め
便乗させていただきました。
今こんなにも若き天才みたいな役が画になる俳優
居ますかね、色気もあって自分の実力で
歌舞伎の世界で身を立てていて、
カッコいいですよね。
美少年という言葉がこんなにもハマるのは
逸材と言わざるを得ない存在感があります。
うーん。武内駿輔さんの感覚とアンテナ、
凄く素晴らしいな。
勿論本業の声優業も素晴らしいし、
福山雅治のモノマネも素晴らしかった。
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恋柱 甘露寺蜜璃役 土屋太鳳さん
鬼殺隊の中では、最もキャラクター的と
言っても過言では無い甘露寺蜜璃役には
土屋太鳳さん。
甘露寺蜜璃は非常に2次元的というか
キャラクターのデザインも設定的にも
1番現実に落とし込みづらいだろうと
個人的には睨んでおりまして、
誰が演じても難しいだろうなと思っております。
そんな中、清純で、スポーティーで
少し甘い雰囲気も漂う土屋太鳳さんなら
上手く纏められる気がしました。
「トリガール」や「やんごとなき一族」で
見せた奮闘系ヒロインのコメディ感と
「PとJK」などに見られる可憐さ
「哀愁シンデレラ」「累」でのダークな狂気を感じるお芝居など、
強かったり、可愛かったり、辛い過去が
あったりとコロコロと表情を変える
甘露寺蜜璃というキャラクターに順応しうる
だけの引き出しが女優、土屋太鳳さんには
あると思いました。
また、作中で「捌倍娘」と呼称されている程の
身体能力ですが、そこも体育大出身で
運動神経抜群の土屋太鳳さんですから
アクションの心配は全く要らないと思います。
あと、個人的な意見ですが
ドラマ鈴木先生の作中で使用してた
学校に、たまたま僕が所属していた部活動の
練習試合で訪れた事があったのですが、
その日、鈴木先生の最終話の撮影をしていて
練習試合終わりバス停に向かう
ただの素人学生の僕とすれ違う時に
土屋太鳳さんは「お疲れ様です」と挨拶を
してくれました。
その体験が、土屋太鳳さんって
根っからの善人で優しい方なんだなぁという
強烈な印象を僕の中に残して
作中みんなに優しい甘露寺蜜璃のイメージと
僕の中の土屋太鳳さんのイメージが
ピタッとハマっているのかもしれません。
パブリックイメージ通りの素敵な方でした、
土屋太鳳さん。
次。
蛇柱 伊黒小芭内役 本郷奏多さん
もう言うまでもないくらいの数多の実写作品の
完成度を高め、支えてきた「実写請負人」の
俳優、本郷奏多さん。
「アカギ」や「GANTZ」に見られる
味方サイドの陣営にも関わらず漂う悪役臭というか、感じざるを得ないダークな雰囲気が
本郷奏多さんには有ります。
そこが凄く伊黒小芭内というキャラクターと
リンクする感じがします。
凄惨な過去を持ち、ニヒルで皮肉屋な
伊黒小芭内を実写で成立させるなら
もうこの人しか居ないかなというレベルで
期待出来てしまいますね。
ビジュアルもどこか浮世離れした透き通る様な
白い肌と、中性的な顔立ちが、神秘的な雰囲気を増長させていて衣装や鏑丸を合わせれば
相当高いレベルの完成度になるかと思います。
あまり本郷さんに恋愛作の強烈な印象が
僕には無くて、なのでその分甘露寺との
関係性に特別感が出るかなという
気がしています。
態度に出さないけど不器用ながら心で思い続けているという淑やかな恋愛感情を
ポーカーフェイスが常の伊黒小芭内という
役の中でどの様に緩急をつけていくか、
本郷奏多さんの豊富な実写作品の経験からして
非常に楽しみです。
次、
風柱 不死川実弥役 柳楽優弥さん
漫画で鬼滅の刃を見て初めて不死川実弥を
見た時、「これ敵のデザインじゃないか?」
と思ったほどトゲトゲしい不死川実弥ですが
迫力と恐怖を感じるキャラクター性とは
裏腹に、読み進めていくと狂気の世界に
身を置いてるが故の初期の言動や態度で、
心根は暖かく家族思いな人間だとわかります。
僕のキャスティングは柳楽優弥さん。
「クローズexplode」「ハンニバル」
「信長協奏曲」「ザ・ファブル」
「ディストラクションベイビーズ」
もう上げればキリがありませんが
何かに取り憑かれたような狂気の芝居を
最大の持ち味とする俳優、
それが柳楽優弥さんだと思うんです。
不死川実弥の見た目のバランスも声質も、
暴力的で殺伐としている荒んだ雰囲気も
柳楽さんの持って生まれた特徴と、
役の得意分野のフィールドが噛み合ってる様に
思えます。
インタビューやバラエティを見ていると
物腰柔らかく、柔和な雰囲気の方だなと
思うのですが、一度作品に入れば命を賭して、
その作品の世界の中で生きている「役の人」
そのものになっているんです。
本当稀有な役者さんだと思います。
俳優界の稀血です。……ん?はい。
次
岩柱 悲鳴嶼行冥役 鈴木亮平さん
これはもう各所で望まれている
キャスティングですね。
悲鳴嶼行冥という役どころに対して
俳優鈴木亮平がもう収まらないくらい
日本でも指折りの凄い俳優になっているという
印象ですが、鬼殺隊最強の男として
鬼殺隊の最終防衛線に「鈴木亮平」が
ドカっと鎮座している、
この圧倒的安心感が欲しいなと思い
キャスティングしました。
私、個人的には鈴木亮平さんは
オードリー春日さんと並んで
日本の二大超人だと思っていて、
「Mr.インクレディブル」や
「キャプテンアメリカン」
「僕のヒーローアカデミアのオールマイト」
などの、マッチョで強くて優しい男という
古来からの男性ヒーロー像を具現化し、
更に仕事に於ける準備段階である
役作りに対しても直向きに、コツコツ努力する。
そんな屈強な精神性をも兼ね備えた、
現代のスーパーマン。
それが俳優、鈴木亮平さんなんです。
子供達を守りきれなかったことを悔やみ
鬼殺隊に身を投じた盲目の剣士、悲鳴嶼行冥。
鈴木亮平さんが演らずして誰が他に居るのか
というレベルで、
まるで悲鳴嶼行冥というキャラクターが
鈴木亮平さんを迎合しているかの様な
親和性の高さを感じます
見た目に関してはなんと言っても
和製クリスチャンベールこと
変幻自在の鈴木亮平さんですから
何も心配入りませんね、もうそのままで
大分雰囲気似てますし。
以上です。
柱も全員揃いましたので、
次回は育手や刀鍛冶などの炭治郎の協力者の
キャスティングを供養していこうと思います。
長文駄文にお付き合いいただきまして、
ありがとうございます。
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