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ガチの戦争教育とは。


12月にキーヴに来た時に、
ホテルにいた、マッチョなスペイン人グループ。
同僚のチェコ人が目をキラキラさせて
イケメ〜〜ン !!
とジロジロ見てたのは、もう3ヶ月前。

エンジニアかな〜、違うな〜
と思ったけど、
彼らの正体がわかったのです。


なんの話かわからない人は
こちらのブログを。
http://blog.livedoor.jp/aussiepork/archives/30363260.html
















彼らは、



「武器の使い方を教える専門集団」



だそうです。




なるほど、だから、
あんなにガタイが良くて、
カーキか黒の服に身を包んでいたのか。

そんな集団があるのね、へー。

今も、ホテルは海外から来た
ジャーナリスト、
(多分、私がフォローしてる日本人のプレスっぽい人いた)
軍の関係っぽい人、
国連っぽい人などなど。

戦争が始まって、
国際機関が来て、
ウクライナの
多くのホテルもバブル状態。

今日の朝ごはんのレストランでも、
左はトルコ語の人、
右はカナダフレンチの人、
後ろは、スペイン語、
前は、香港かな〜訛りの英語
が聞こえてた。

まだまだしばらく、
エクスパットバブルは続くだろうなぁ。
専門家によると、この戦争、
最低で3年、長いと10年続くという人もいる。
長いな・・・







そして、昨日今日は、仕事せん!て決めて、
街を散策。

St Andrewを見に行った。





ガチの坂をはーはー言いながら
登ると、これ




結構見応えある。

坂の途中に、お土産屋があるんだけど、
ちょっと目が合うと、
まぁまぁな押し売り。

「まだ、キエフにいるから、
また来ます。」
なんて適当なこと言って逃げようとしたら、


「今は戦争してるから、
明日何があるのかわからないよ、
Tomorrow is ベリベリ far away in Ukraine」

とか言っちゃって。
うまいこと戦争盛り込んで買わせようとしてくるw

ちょっとした、
お土産とか買ったけどね。

その後は、ケーブルカーに乗って



St Michaelを



やっぱりなかなかこの黄金の玉ねぎは
目の前で見るとすごいな〜と。

ついでだから中も見ていこうと気軽に入ったら、
すんごい人!

そうだった、
今日は日曜礼拝の日だった・・・

後ろからくる人に押されて、
どんどん、自分の意志とは逆に
中に入らざるを得なくなり、
周りはみんな、讃美歌的なの聞きながら、
手で十字架切ってて、
なんかみんなやってるから、
自分も思わずやってみたんだけど、
十字架切った後、
最後思わず両手を合わせて
合掌してしまい、
やば!まさかの宗派越え。
寺や神社のクセが出てしまったw
余計な事するもんじゃなかったわ。


そして、人をかき分け、
早々に外に出ると、これ。













焼け焦げた戦車や車。
亡くなった人の写真、
砲撃後の街の様子や、
遺体の写真も。




こんなの公共の場に堂々と展示するなんて、
日本じゃあり得ないな〜と思いつつ、

小さい子供も、
遺体の写真をまじまじと見てて、
これこそ
「ガチの戦争教育」
だなと思う反面、
プロパガンダというなんというか。

ロシアに対して、全世界がネガティブな発言をするメディアを聞きながら育ち、
街には軍服の人がそこらじゅうを普通に歩いてる。
おもちゃ屋には、銃のおもちゃばかり。
良いのか悪いのか、
仕方ないのかわからない。

私は、
「戦争に勝ち負けはない」
「宗教の違いでのぶつかり合う」
とか習った記憶があるけど、
実際に、戦争してる国に行ったら、
そんな「勝ち負けはない」なんてのは
ただのお花畑で思想で、
勝ち負けあるし、
勝ち負けの定義もそれぞれだけど。
でも、せめてきたら、
守らないといけないから、
結局は武器を買ってエスカレート。
で、武器屋さんは儲かるわけで。

宗教の違いなんて全然関係なくて、
ロシアもウクライナも
オーソドックスクリンチャンで同じ宗教だし。

ナポレオンがいた戦国時代より、
現代社会はなかなか複雑になった戦争の理由。

スパイ、情報戦、タイミング、プロパガンダ、
政治、経済、民間人への影響、思想、国力・・・

今回の戦争は「スマホ時代」に起きた戦争なのだということを改めて感じる。現場のリアルな映像が瞬時に地球の裏側にまで伝わる。そして残念ながら、それを逆手に取る偽情報も。

SNSがいかに戦場を伝える「現場」になってきたのか。


ウクライナ侵攻は、
誰もがスマホで世界中に発信できる
時代に起きた、初めての戦争となった。
住宅を直撃するミサイル、
虐殺された住民に、戦闘現場……。
侵攻の現場で記録された画像は
あっという間に拡散し、
戦場から遠い私たちも
「目撃者」になった。
SNSはその圧倒的な拡散力ゆえに、
権力に対抗するファクトを突きつける
手段にもなった一方で、
フェイクニュースにも悪用されてきた。
私たちはSNSで、
何を見ているのだろう。
その行為は消費か、加担か、
あるいは共感か。
画面の奥から問いかけられている。
朝日新聞digital


戦争が起こる世界の仕組みをまた深く学んだ気がする。
そして、戦争のない国に生まれてラッキーと
感じたのもまた事実。


色々考えつつ、
このザ観光地を歩いてたら、

ミサンガ売りつけられそうになったり、
鳩触って写真撮りませんか?詐欺がしつこかったり、
中国共産党反対!の署名して下さい!寄付もお願い!
がすごい圧で追いかけてきたり、
(逃げたかったから、仮名書いた)

どこの国も似たような
観光客商売するなと思った1日でした。

そして、やはり食べちゃう、ポテト
日本帰ったらやめる。






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