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占星術が好きなんて、狂ってる、恥ずかしいことだと思っていました。

ともえ@ファスティング中です。
(→よかったら自己紹介を読んでね)

私は2018年に占星術のコアコアなブログ書き始めてからあっという間にメルマガの読者さんが増えて、あれよあれよと求められるままに講座や鑑定をやり始めたんだけど、

占星術が好きなんて、ずーっと恥ずかしいことだと思っていました(爆)

一応私、アカデミック・・・なところにいたことがあって、修士課程は出ているのですが、

日本の学会だと、

オカルトとか占いとか、研究対象にするならいいけど、実践しちゃ駄目でしょ~アハハ

みたいな雰囲気がありましたので。

特に私が深く関わっていたドイツは、ナチスが国粋主義的なオカルト団体と結びついていたこともあって、スピリチュアルなものに対してシニカル。

批判的検証ならありだけど、自分で占星術とかタロットカードとか実践しちゃだめでしょ~みたいな気分が支配的。(だからつまんなかったw)

ところがね。

私、修士課程でなぜか返さなくていい奨学金をもらえたので(私のように土エレメント欠乏タイプは、なぜかお金が転がり込むのw)、私大だったし単位をまとめて取得して2年目はそのままドイツに1年いったの。

そこで出会ったゼミの学生さんたち(修士課程と博士課程の人たち)と飲みに行ったときに、ルネサンス時代の「中庸」の概念を研究している学生さんと話をしたところ、

「実は私、占星術自分でも読むのよ。読んであげようか?」

と・・・。

そしたら、次々に、

「僕、マダム○○(ドイツの有名な大衆的な占星術師)の言うことはいつもテレビでチェックしてるよ」

みたいなことを皆が口々に言うじゃないですか!!!

え、さっきまで眉間にシワ寄せてヨナスがどーだとか、ジェンダーがどうだとか、ナチスの身体論がどーだとか言っていた人たちが、日本のアカデミックではオカルト扱いされている占星術好きだなんてー!!!

と、衝撃だった。

やがて、ドイツ語や英語の占星術の専門誌や洋書を取り寄せたら、寄稿している人たちの多くがM.A.修士号とかDr.博士号とかもってる人たちばっかりだって気づいた。

別に私は、学歴がすべてなんて思わないけど、それだけ欧米では占星術の層の厚みがすごいということなのよね。

ちなみに、最近、私がパトロンになった❤The Mountain Astrologerっていうアメリカの占星術雑誌のシニアエディターをしている女性の場合、天文学の博士号持っていて、ドイツのワイマール文化期の占星術論文の英訳をしているっていう人なのだけど、こういう感じの人がうじゃうじゃいるのが欧米の占星術業界なわけです。

ここで世界ががーっと広がったよね。

だって、その当時の日本(15年前くらいかな)って、こういうところで繰り広げられているような高度な議論や、秘教的な深みのある解釈、様々な技法の検証を求めているような人たちはほとんどいなかった。

当時は、Astrodienstの日本語訳もまだなかったしねー。

日本で講座に出てもピンとこなかった。

だから、ずっと孤独に占星術の洋書を取り寄せて(当時はKindleはまだ少なかったのでねー!お金結構溶かしましたw)、ひとりでオタク的に楽しんでいた。

占星術の洋書を読んだりチャート研究するのは私にとっておやつを食べるような甘い時間だったから、苦労したとか全然感じたことない。

その後、ドイツ人のカーリンっていう女性と出会って、意気投合して、マニアックな占星術の話をいっぱいできるようになるまでは、

「こんなことしてなんの意味あんの?」

って思っていた。

ちなみに、2016年くらいに一度、自分を否定して、こんな本読んでる場合じゃない!って占星術の洋書をがっと捨てたことがあった(笑)(闇歴史~)※そしたらその本が絶版になっていて、こないだ買い戻したら2倍以上の値段がついていて泣けたよ。

でも結局、自分では単純にこんなもの好きな自分の感性が恥ずかしいーって思っていたこの占星術が、他の人から求められていることで、しかも楽に(かんたんという意味ではない)お金を生んでいるという。。。

思うに、狂気と紙一重くらいの「好き」じゃないと、多分他人の反応とか気にして、すぐ投げ出すよね。

ちなみに今年は、東洋系の占術を新たに復習して、西洋占星術と統合していきたいと思っているから、また違うフェーズに入りつつあるのですが(もっとうろんな人間になっていくよーw)、

いぜんとして、星に対しては、狂気に突き動かされていることは変わらない。

だから、星読みというポップな業界ができて、女性たちがキラキラしている今の状況を見ると隔世の感がある。

自分は多分、陰キャとして自分の道(はぐれモノとしての道w)を歩むんだろうと思うので気にしていないけど・・・w

とりあえず今年も1年、研究結果を早く出せって言われているからそちらを出しつつ、子育てとフルタイムワーママ管理職と、占星術の三足のわらじをゆるくやっていきます。

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