アドベントのお話し
みなさん、こんにちは。
暮らしの中の哲学研究所代表の瑞穂です。
2023年は12月3日(日)から第1アドベントが始まりましたね🎄
私は、シュタイナー学校1期生保護者として長年深くシュタイナー教育に関わり、アドベントと冬至の精神性を通して、暗く寒い冬にも心温かく豊かに生きる術を教えてもらえたので、ここに少しずつシェアしていけたらいいな、と思います。
まずはこちら、ルドルフ・シュタイナーの詩をお読みください。
地球の進化と私たちの霊的成長の本質的理解への助けとして、シュタイナー教育の場では、このアドベント(待降節)の期間によく唱えられています。
吸い込まれそうに広がる真っ暗闇の中に、小さく灯る暖かな光に拠り所を求め、キリストの聖誕を待ち望む4週間。
日本の街中では暗闇を感じられる機会が少なくなりました。私は何度も北ヨーロッパで冬を過ごした経験がありますが、夜は本当に心細くなるほど真っ暗なのです。
そんな静まり返った暗闇の中で見つめるキャンドルの小さく揺らめく炎は、心をホッとさせると同時に、自分自身の内側と向き合う場をつくってくれます。
教会ではクリスマスの特別礼拝やコンサートが催され、ローズウィンドウのステンドグラスからは色彩を通して柔らかな光が穏やかに内へと差し込みます。
クリスマスとは何の日でしょう。
キリスト生誕とは何を私たちに伝えるのでしょう。
ひとつひとつが「クリスマスにはお決まりのもの」としてではなく、光の霊的な作用への期待を私たちが知って迎えたとき、日本でも馴染みのある冬至、そしてお正月と深い関係があることがわかります。
私たちの身近な行事の多くは、物質を霊的なものに変化させる儀式だと言われています。
冬の暗闇の中でゆったりと内なる光を感じたときに気づく、見えるモノの奥にある見えないモノ。
闇雲に探すのではなく、地球の呼吸とともに、
光と愛の眼差しで見つめ待ってみる。
そんな冬の過ごし方も、素敵だと思いませんか?
次回は、光の作用についてお話しますね。
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