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これが私の生きる道〜ピンチはチャンス!?自分らしくあるために〜

皆様はじめまして。
6月よりへラルボニーの一員に仲間入りをしました古舘梓(ふるだてあずさ)と申します。

へラルボニーは入社前から知っており、副代表の文登さんとは共通の友人も多いため応援している側の人間でした。
その自分が入社し、エントリーnoteを書いていることがとても不思議な感覚です。

へラルボニーに入社したきっかけ。
それは「働きませんか?」の一言から始まりました。
私がへラルボニーの一員になるまで、そして少しばかり私のことも紹介させていただければと思います。
拙い文章ではございますが、お付き合いいただければ幸いです。


幼少期から学んだ、働くこと

私は、宮古市(旧川井村)という山に囲まれた場所で育ちました。
当時実家は旅館業、文房具店を経営していたので幼い頃から人と関わる機会が多かったなと振り返っています。
スリッパを並べお出迎えの準備をしたり、布団を敷いたり、ご飯を運んだりすると宿泊客が「偉いね!」と褒めてくれたり「これ食べて」とお菓子をくれたり時にはお駄賃も貰えることもしばしば。
また週末は、食材や文房具の仕入れについて回りました。
「なんでこれ100円で買ったのに、私のお店では150円なんだろう」と幼いながらに思い、母や祖母の真似をして商品を使って遊んでいました。
「何かをやったら褒められる、喜ばれると何か貰える」
お客様をおもてなしする事や仕入れなど、幼いながらに家業の手伝いをしていることが現在の私を形成しているのかもしれません。

波瀾万丈の家庭でしたが、今では仲のいい家族です。


自分を変えた前職

2021年9月、14年勤めた会社から解雇されました。
コロナウイルスの影響による業績悪化。こればかりは仕方ありません。
14年もいたので思い入れの強いわけで、私の人生が詰まっていると言っても過言ではないです。
ベンチャー企業の前職は毎日が目まぐるしく、一言では語れないほどの出来事ばかりでした。
ここでは書けない内容もたくさんあるので詳細は割愛いたしますが、倒産危機、給料未払い、自分自身も体調を崩すなど、かなり辛い思いもしましたし、苦しかったこともたくさんありました。
ですがお金を稼ぐことの大変さ、自分の価値、自分の人生に向き合うことが出来た事は今の自分を形成している大きな要因です。

会社があり続けることは当たり前ではない。
お金のために働くのか?やりがい?未来の自分のために今なにをするのか?など解雇されずそのまま継続していたら考えないであろうことも考えるきっかけとなりました。
たくさんの学びがあった前職は、自分の糧となっていますし当時の同僚たちと今でも会い、たわいもない話しをしたり真面目な話しをしたりと、かけがえのない仲間と出会うこともできたのは私の財産です。

自分で資料を作成し、子供たちに講演するという貴重な機会も頂けた前職時代

「一緒に働きませんか?」

先に、私と“ミホさん”との出会いを紹介させてください。
ミホさんと私の出会いは8年前、前職で当時店長をしてた店舗のアルバイトとして出会いました。
当時ミホさんは大学生。オシャレで可愛くて同郷出身(ミホさんは釜石、私は宮古という沿岸繋がり)だったこともあり採用をし3年程、店長とアルバイトの関係でした。
当時のバイトメンバーは歳も生まれもバラバラですが今でも仲が良く、ミホさんが卒業してからもご飯を食べに行ったり当時のメンバーと集まったりといつしかバイト・店長の関係から友達に変化していました。
もちろんミホさんがへラルボニーに入社する話しも聞いしており「おめでとう!」と喜んだ3ヶ月後に一緒に働くなんて、この時の2人は想像もしていなかったです。

とある日、ミホさんから「ご飯たべませんか?」の連絡を受けいつも通り出かけ、店に入り注文が来るまで色々と話しを聞き、料理が提供され食べようとした瞬間「一緒に働きませんか?」と。
思わず笑ってしまいました。

 ミホさんと笑いながら、フォーを美味しく食べました。

やると決めたからには

初めは、ミホさんの力になれれば。と思っていましたが、コーポレートマネージャーの大田さんと面談をし「自分が出来ることで誰かの未来がよくなるんだったら」と思い入社を決意しました。

前職時代、店長をしていた時のアルバイトスタッフに「私はここでバイトをして、さらに服が好きになったので服飾の学校に行くことを決めました」と言われた時、心の底から嬉しかったことを今でも思い出します。
人見知りであまり話さず、頼りなかった子が日に日に成長をしていく姿、アルバイトなのに責任を持って働く姿勢、そして夢を見つけたこと。
まだまだ若いチームだからこそ、自分の経験が仲間と会社の成長に繋がるようにと思っています。

私だからできること

私は学歴もないし、大手企業出身でもありません。でも人一倍の経験があります。
悔しかったバイト時代、もがいた店長時代、悩んだマネージャー時代。
そしてほとんどの人が経験したことのないであろう、どん底と苦しみ。
でもこの経験があったからこそ、自分に向き合う事ができ自分の価値について考えるきっかけになりました。
この経験がなければ、何も考えずに何となくな人生を送っていたかもしれません。
誰かの人生を変えるなんて烏滸がましいことかもしれませんが、
私に関わった人を笑顔にさせたい。私も出来るんだから大丈夫だよ。って背中を押してあげたい。
自分には何もない。ではなく自分にはこれがある。
どこで働くかではなく、何をしたいのか。どうありたいか。
私は私が出来ることで、へラルボニーをそして自分を成長させたいと思っています。
自分が思い描いた未来のために生きる。これが私の生きる道。

長文のお付き合いありがとうございました。


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