同情されるのが嫌で会社を始めているのに僕が彼らの同情を助長しているのではないか?
「異彩を、放て。」をミッションの福祉実験ユニット「ヘラルボニー」の副代表をしている松田文登です。
メディアの取材を受けると「お涙頂戴のストーリーをください。」と言わんばかりの質問が飛ぶときがある。落差のある話が欲しいのかと汲み取り、相手の意向を飲み込む。
次の日の見出しには「障害者の兄の為に障害者アートで〇〇」なんて見出しが掲載される。自分で撒いた種が自分に降りかかる。こんな見出しは不本意だ。
"障害者のために"という打ち出し方自体が僕は根本的に嫌いである。「〇〇の