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そしてガレージパンク

ミッシェルガンエレファントはカッコ良かった!ギターウルフもカッコ良かった!ああいうのって、どうやらガレージパンクというらしいけど、他のバンドとかってどう探したらいいんだ!!ああいうソリッドさ?ロウな感じ?そういうバンドサウンドが聴きたいんじゃ!とは思ってもね、これがまぁ探しようがない訳ですよね。ストロークスとかホワイトストライプスとか出て来た時はガレージリバイバルみたく言われてた時もあったけども、元々がビートルズ以降パンク前夜みたいな時期の、しかも無名度の高いジャンルでありますんでね、定番はまずコレを聴いて…とかまぁ分からん訳です。

その頃のバンド活動あるあるだと、ケータイのメン募サイトでメンバー探したりするみたいな頃ですよ。あとは、魔法のiらんどでバンドのホームページ作ったりとかさ。もう、おっさんのノスタルジーたっぷりで申し訳ないけども。インターネットだってまだ発展途上感のある、調べものだって満足に出来ないような頃。

あの頃、ミッシェルとかギターウルフが出て来てまぁ影響を受けた若いバンドマンが星の数ほどいたんですよ。波の数ほどかも新米。それよりもちょっと前からハイスタを始めとしたメロコアシーンみたいなもんはもう形成されてて、ヒップホップとかDJとかが市民権を得た後にバンドブーム的なもんがあったんですよね。そういう中でガレージパンクが来るんじゃねぇか?みたいな流れがあった…のかな?なんとね、主に60'sガレージパンクをメインにしたディスクガイドが出たんですよ。確か、CD屋に行ったら音楽関連書籍として並んでて、こんなん迷う訳ねえだろ!と買ったんですよ。で、ギターウルフが~みたいな話はちょこっと載ってたかな?それでこれは間違いなかろうよ!と読み進めるとですね、まぁ知らないバンドの知らないレコードばかり。ガレージパンクとしての目線でイギーポップが載ってたりローリングストーンズが載ってたりもあったけども、まだバンドのアルバムならマシ。コンピ盤に関してはこんなん探せるカイヤ!と、麻世の元嫁みたいになった訳ですよ。

その頃に地元の友達が大久保の専門学校に行ってて、新宿にお前の好きそうなレコード屋見つけたぞ!という情報をゲットしましてね、それは行かねばなるまいと、期待と不安とお金を握りしめて西新宿に行ったんすよ!したらね、ディスクガイドで見かけたレコードが置いてあるんですよ。こんなトコにおったんかワレェ!っつって。で、まぁヘタウマとヘタヘタの間のソリッドさみたいのを探して誰かもよく分からんようなバンドの音源をディグするネバーエンディングストーリーが始まる…というね。せっかくなんで、YouTubeで聴けるものを探してきたよ。

↑オリハルコンの喉を持つ男…とは言ってもその強烈な声以外の事はよく知らない。

↑ガレージパンクってヘタウマとヘタヘタの間みたいな(勝手な)イメージを持っていたけど、上手くてカッコイイ。ビートルズのラストUSツアーの前座を務めたとかなんとか。

↑最高過ぎるでしょ、コレ。溢れ過ぎたパワーを受け止めきれない。初めて聴いた時は鈍器で殴られたような衝撃を受けました。

↑普通にカッコイイよね、プリティーズ。後のロックオペラ的な事をやり出したのも、フーより早かったとかなんとか。

こういった具合にですね、味わい深すぎるバンド達に出会えるのもガレージパンクの魅力。英語圏以外のバンドも楽しいんですよ、何言ってるか余計分からないけどね。こうしてガレージパンクの沼にハマる内に日本のグループサウンズにも触れるようになったりした話は、また後日しましょう。

それではまた。

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