なんで音ゲーやねん

小5の時分のことだが、7年ほど暮らした地から離れ、真新しい一軒家に引っ越すこととなります。

以前住んでいた所からはそこまで離れてはいない(実際私の通っていた高校はそちらの方にある)のですが、場所変われば人もがらりと変わるわけで、非常に個性的な人々と巡り合うわけでございます。

しかし今日話したいのは友人のことではなく、ゲームについて、とりわけ音楽ゲームのことを話そうと思いますが、そういうと


ゲームなんて沢山あるのに何で音ゲーやねん


と疑問を持つ人がいるでしょう。私もそう思います。

一方で、今の私を形作るものの大半を占めていると言っても過言ではないわけだから、自己紹介的にnoteにするには格好の材料なのも間違いではない。とくにオチを設けるつもりもありませんが、これから仔細を説明しようと思います。あっ、紹介が遅れました。ドラム担当のわかるです。



きっかけは吹奏楽部

引っ越し先の小学校には吹奏楽部があったので、暇を持て余した私はそこでパーカッションに出会います。何故パーカッションなのかと言われれば、それ以外の楽器が壊滅的で、それしか選択肢がなかったという至極単純な理由であります。


不器用だと思ったそこのあなた、大正解


当時の吹奏楽部には私含め男子は3人しかいなかったので、その3人で部活内外問わずよくつるんでおりました。吹奏楽の話はまた今度。

そのうちの1人に、音楽ゲームが大好きな野郎(Nとしよう)がいまして、小遣いはもとより、祖母からもらったお年玉の全てさえも音楽ゲームに費やすほどの音ゲーフリークな奴だったのですが、ある時近所のショッピングモールで一緒に遊ぶことになりました。

引っ越す前は近くに大きなショッピングセンターなんぞありませんでしたから、ゲームセンターといえば長期休みに連れて行ってもらうというのがうちの通例でした。それが自分の足で行ける距離にあるとなると、当日はワクワクが抑えきれなかったものでございます。

さて、ゲームセンターに到着した時に目に飛び込んできたものに驚いた!!!


なんとドラムの音ゲーがあるではないですか!!!

画像1


このドラムマニアという筐体は、一見するとハイハット、スネア、タム2つ、シンバル1枚にペダル1つというかなりシンプルなセッティング(?)なのですが、難易度が上がるにつれて一筋縄ではいかない歯応えのある曲が沢山出てきて、長く楽しめるのです。しかもその曲の多彩なこと…私の好きな曲からいくつか載せておきましょう。


三毛猫JIVE&ジャイブ/小野秀幸


RISE/泉陸奥彦


Terpsichore/斉藤由佳


cachaca/Mokky de Yah Yah’s


とまあ、これだけでも振り幅がすごい(とくに最後の曲はドラムじゃなくてスチールパン…)

このゲームに収録されている曲の半分はロックテイストですが、それ以外にもアイドル系のキャピキャピした曲やクールなジャズ・フュージョン、はたまた「香港☆超特急Z」や「田んぼの田」といったいったネタ曲などなどなどなど様々な曲を楽しめます。

しかも、耳馴染みのある版権曲(=ゲーム用ではないJ-POPなど)が多数収録されているので、たまたまゲーセンに入った人でも楽しめる親切設計になっているのです。


(香港超特急は載せとこうかな…)




話を当時に戻しましょう、Nにやり方を教わり、ドラムマニアデビューを飾った曲がこちらです。


偶然という名の必然/ロードオブメジャー



いや、オリジナル曲じゃないやん


でもこれを選んだのには2つの理由があって、まずお金入れて曲選択になると最初に版権曲が沢山出てきます。当時の私は操作に慣れてなかったので、この版権曲ゾーンをうろうろしていました。

それともう一つ、この曲をプレビューで聞いた時のカッコよさと言ったら筆舌に尽くしがたいものがありました。ということで、不慣れな中、曲のかっこよさ重視で選んだのです。(だって曲名も厨二臭くてカッコ良いじゃないですか)

ただ、今考えてもよくこの曲選んだなと思います。

なぜならこの曲、ゼツミョ〜〜〜〜に難しいのです…
とくに初っ端、(専門用語で言うとAメロの8ビート+足のシンコペーションの部分で)手と足がもつれて、何回も何回も何回も何回も…当時の私には難しすぎて、落ちまくってたものです…


繰り返し繰り返し、この曲を続け、3ヶ月後のある日、突然このフレーズができるようになり、めでたく一番難しいレベル「エクストリーム」をクリアすることができたのです。クリアした時はちょうどNもいたので、おめでとうなんて言われたりしました。



まあここまで読めば気づいてもらえたと思いますが、小5で見事に音ゲー沼に嵌った訳です。

ここから先、ほかの音ゲーにも手を出していく訳ですが、それはまた気が向いたら書くことに致しましょう。

予定通りオチはとくにありませんが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

最後に曲を添えて、締めの代わりにさせていただきます。では。

Timepiece phase II /佐々木博史




最近顎が二段になったドラマー・わかる







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