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「ネームできる講座」を受けてみた。 〜日記『眠るのが下手すぎて。』vol.20〜

昨日今日と2日間、いつもお世話になっている東京ネームタンクさんが開催している「ネームできる講座plus」を受講してきました。

本来この講座は、漫画家さんか漫画家志望の方が受講するものですが、ネームタンクのごとう先生から長らくお誘いを受けていたのと、自分の勉強のためとで受講することにしたのです。 

 「受講」ですから講師側ではなく生徒側です。 

 「全部で3日間の講座で32ページのネームが描ける!」というのが売りのこの講座。 生徒側なので、もちろん僕も32ページのネームを描きます(←!!!)。

(※漫画のネームというのは、めちゃ大雑把に言うと、漫画の設計図になる絵コンテのようなものです)

 いつもは偉そうにアドバイスしていても、当たり前ですがいざ描く方の側となると全く描ける気がしません!!

ドキドキだったのですが、ごとう先生が「むしろそういう人のための講座なんですよ」と笑顔で言ってくれるので、ええいと思い切って参加してきました。

 

端的に結果から言うと、2日目が終わった時点で11ページまでネームを描けています。 びっくりです(笑)。 


 超ざっくり講座内容に触れると、完全に「ネームができるようになる」ことに特化しているので、編集部がやっている移動教室などとは違い、とにかくネームを作るためのノウハウの講義が続きます。 

 物語を作るための5つの要素を中心に、まずはシナリオ(ストーリーライン)の核になる部分を作っていくためのノウハウから懇切丁寧に説明されていくのですが、初日はとにかくひたすらにインプットという感じで、脳内ギッチギチになるまで講義講義!

 最後の方になって、ようやく5つの要素に当てはめて自分なりのストーリーラインを作っていき、そのフィードバックをもらって終了。終わった時はヘトヘトでした。 

でもめちゃめちゃ勉強になりました!メモは気づけばびっしり14ページ分!資料も沢山もらえます。

 そして2日目の今日は、まず最初にストーリーラインのチェックとページ配分。  そのあと、今度はコマ割りと演出についての講義がまたたっぷりあって、資料もまたどっさりもらえて、残り時間でいよいよ実際にネームを描いていくことに。

本当に描けるのだろうかとハラハラ冷や冷やしっぱなしでしたが、それまでに教わったことや、沢山の資料を元にしながら進めてみたら。。。

「あれ? なんとか描けそう?」という気になり、出だしの2ページをどうにか乗り切ったらとっても楽しく描いていけました。

しかもネーム中は、ごとう先生と、もう1人講師の方がひっきりなしに参加者のところを回って、相談に乗ったり励ましてくれたり褒めてくれたり。それも不思議と「あ、ここまで描いたら一旦見てほしいかも」という頃合いで来てくれるんですよね。

ほっとしたし、嬉しかったなあ。

  日頃漫画家の皆さんにも言ったり言われたりしてますが、ネームって描いてる本人が「これは面白い」と思えてるかどうかで、全然描ける描けないが変わっちゃうんです。

褒められることってすごい力になる。

今回身をもって体験したので、もっともっと良いところを見つけて褒めてあげたいと思います。


それでネームの方ですが。

本当に大変なエネルギーを使いますが、今のところとても楽しい。

昨日はすっごい寒かったので、今日は色々寒さ対策を準備していったのですが、ネームを描いているうちに熱くなってきて全く必要ないことに。参加者の皆さんの熱気で会場全体も暑かったです。

僕のネームは、、、しょせん描く側としては全くの素人なので、他人から見て面白いかどうかは分からないですし、絵は酷いものですが(笑)。

せっかく楽しく描けてるので、あと1回の講座で頑張って完成させられたらいいなと思います。

まだ盛り上がるところのだいぶ手前だし、ちょっとテンション上がってて、本当はもっと続きをやりたい気持ちもあるのですが、ごとう先生が「休むのも大事」と言ってたし、明日月曜だし、今日はもうやめときます。

ではではお休みなさい。

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鈴木重毅@しーげる
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