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連載の終わり

先日3月13日に、担当しているろびこさんの『僕と君の大切な話』7巻が発売になりました。この『僕と君の大切な話』は、4年半の連載を経てこれで完結になります。

完結ということで、これまでの素敵カラーイラストを集めたミニ画集付き特装版も作り同時発売しました。

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他の大長編漫画に比べれば全7巻というのは短いですが、それでも気づけば4年半。少女まんがとしては斬新な、メインキャラ2人が駅や部室などほぼ同じ場所で会話し続ける「トーキングラブコメディ」というスタイルで、毎回色んなことにチャレンジし続け、沢山の人を楽しませてくれたろびこさんには本当に感謝しています。

よろしかったら、手に取ってみてください。


ところで。

連載漫画というものはヒットすると、連載期間がとても長くなり、その間に異動などで担当者が何人も替わることが多かったりします。

結果として何人かの歴代の担当がいる場合が多いのですが、僕はデザート編集部にいた時間がとてつもなく長かったので、業界ではかなり珍しく、ヒット作を「立ち上げから終わりまでずっと担当」できるという幸運なことに恵まれてきました。

『僕と君の大切な話』もその一つになりました。

新連載を立ち上げるのには相当な時間とエネルギーを使いますし、その作品の企画や設定、キャラクターを一緒に考えるかGOを出すかしたわけですから、作品への思い入れも人一倍湧きます。

だからずっと担当していたい気持ちになるのですが、そうはいかない場合が多いので、また1作最後まで担当できたのは本当にありがたいことです。

一方で、連載の終わり、というのもなかなかエネルギーが要ります。

漫画家さんと一緒に、打ち切りや引き延ばしを避けて物語が終わるべく終わるところにたどりつき、読者の皆さんが納得できるように、回収しなくてはいけないものは回収し、みんなが笑顔で最終回を迎えられるようにするのもなかなか大変です。

最近は電子版の影響もあってか、完結してから読み直してくださる方も多く、「終わり方」が大事だという考えもだいぶ広まってきています。

『僕と君の大切な話』も、完結となる7巻が発売されてからどう受け止められるのか緊張していましたが、「もっと読みたかったけど、いい終わり方!」という、ありがたい感想を目にすることが多くてほっとしました。

応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。


これから先は、漫画家さんに契約していただける限り、最初から最後までずっと寄り添い続けることがほとんどになります。

最初から最後までずっと担当というのも、途中で作品のテンションが下がったりしないよう気を張り詰め続けていたりで大変なんですが、それでも最初から最後まで寄り添えるのは幸せなことです。

『僕と君の大切な話』でも楽しい時間を沢山味わうことができましたが、また新たに楽しい作品に携われるよう、企画を練っていきたいと思います。


ちなみに。ほぼ時期を同じくして。担当している『春待つ僕ら』も、本当にこれで作品の最後となる番外編第3弾の校了をしていました。(単行本の最終巻は5/13発売予定)

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こちらも最後まで喜んでいただけることを願っています。


ではでは。


ろびこさんの『僕と君の大切な話』完結記念インタビューを、スピカワークスの公式noteに掲載していますので、よかったらご覧ください。

※『僕と君の大切な話』を読んだことないという方は、こちらから1、2話丸ごと無料で試し読みできますのでぜひ! 


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少女漫画誌「デザート」の編集長を6年務め2019年5月に講談社を退職。漫画家さんのマネジメントを行う株式会社スピカワークス代表。 主な担当…ろびこさん「僕と君の大切な話」 あなしんさん「春待つ僕ら」森下suuさん「ゆびさきと恋々」他「好きっていいなよ。」「となりの怪物くん」など。